G大阪は17日、2016年の2月14日に市立吹田サッカースタジアムこけら落としマッチ（仮）を開催することを発表。対戦相手は来季から小倉監督が指揮 を執る名古屋に決まった。同スタジアムは来季からリーグ戦でも使用開始。Jリーグでのホーム開幕戦の対戦相手は、2016年の1月13日に発表される。

新スタジアムのこけら落としといえば気になるのは最初の得点者。ホームクラブの選手が最初のゴールを決められるかで、そのスタジアムの印象は大きく変わるだろう。過去にG大阪のライバルたちのスタジアムでは、どんな初ゴールが生まれたのだろうか。

国際Aマッチも多く行われる埼玉スタジアムのこけら落としは2001年10月13日、ホーム浦和レッズが横浜F・マリノスと戦った試合だ。同試合では横浜 FWブリットが5分に埼玉スタジアム初ゴールを奪い、横浜が2-0で勝利した。2戦目ではFWエメルソンがゴールを挙げ、浦和所属選手では初得点者になっ ている。

Jリーグ元年に完成したサッカー専用スタジアム“カシマサッカースタジアム”は、1993年Jリーグ開幕前に鹿島アントラーズがブラジルのフルミネンセと 国際試合を行った。このスタジアムでの初ゴールは鹿島の象徴であるジーコのボレーシュート。2週間後に開催されたJリーグ開幕戦でもジーコがハットトリッ クを達成している。

同じ大阪府に構えるセレッソ大阪のキンチョウスタジアムは、2010年にC大阪が川崎フロンターレと対戦。試合は0-0で終わり、得点者は生まれなかった。しかし、10日後に開催されたFC東京戦では開始4分でFWアドリアーノのゴールが決まり、4-1と大勝を収めた。

G大阪と名古屋の試合では誰が最初の得点を奪うことになるのだろうか。MF遠藤保仁やFW宇佐美貴史といった役者が決めるのか。それともチャンピオンシッ プでは3試合連続ゴールを決めたMF今野泰幸がゴールを奪うのか。2月14日は、新しいスタジアムで戦うガンバ大阪に注目だ。