「時期尚早」「加入寸前という兆候はない」久保建英のリバプール移籍の噂に地元紙も否定的な見解を示す

リバプールへの移籍が取り沙汰されているレアル・ソシエダの日本代表MF久保建英(23)だが、リバプールの地元紙であるイギリス『リバプール・エコー』も移籍の可能性は現時点ではないと否定した。

ソシエダの中心選手としてプレーする久保。2シーズンを過ごし、公式戦85試合で16ゴール14アシストを記録。右ウイングを主戦場に、カットインからのシュートや縦への仕掛け、セットプレーでのキッカーなど多くの役割と努めている一方で、昨シーズン終盤はケガの影響もあり精彩を欠いていた部分もあった。

再び来日し、25日にはガンバ大阪との試合を行うソシエダだが、久保も来日。しかし、今夏の移籍の話が浮上している。

日本のメディアが「交渉はすでに最終段階に入っている」と主張し、リバプールは6000万ユーロ(約102億4500万円)の契約解除金を支払うつもりがあると伝えた中、現地からは全くこの件についての情報が出てこなかった。

日本の情報をもとに久保に移籍の話があるということは出ていた中、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏のチームのメンバーは「具体的な計画は何もなく、移籍について久保と何らかの話し合いが行われているとも聞いていない」と否定。「ここ数時間、ここ数日で久保に差し迫った何かが起こるとは期待できない」と、「最終段階」ということはあり得ないとしていた。

そんな中、『リバプール・エコー』も久保の件について言及。「多くの噂が飛び交っており、3日前にはリバプールがレアル・ソシエダの攻撃的選手と契約する準備ができているという情報が日本で初めて流れた」と伝えながら、「そのような話は時期尚早であると理解しており、現状では久保がレッズ入りする寸前であるという兆候はない」と、こちらも完全に否定した。

リバプールには絶対的なエースであるエジプト代表FWモハメド・サラーが所属しているが、残り1年の契約となったところでサウジアラビアから巨額のオファーが届いており、移籍する可能性はゼロではない。

また、アルネ・スロット監督も攻撃の選手は少なくとも1人を獲得したいという考えがあるとのこと。ただ、久保の名前は出ていないという。

サラーが抜けるとなれば、右ウイングのポジションは空き、久保が加入すればリバプールは長期にわたってそのポジションを任せたい考えがあることになるが、果たしてどういう進展を見せるのか注目だ。

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