【プレビュー】3連勝で中断期間を迎えるのは。2位G大阪と18位湘南がパナスタで激突 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは7月20日から21日にかけて第24節が開催。パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪と湘南ベルマーレの一戦が行われる。
再び連勝街道を歩みはじめた2位のG大阪とようやく今季初の連勝を飾った18位の湘南が中断前最後のリーグ戦で対峙する。好調をキープしてサマーブレイクを迎えるのはどちらになるか、注目の一戦だ。
G大阪は前節、連勝中の鳥栖を相手に敵地で2-0で勝利。前半にFW坂本一彩の第10節以来のゴールでリードすると、後半終盤にFWイッサム・ジェバリの2試合連続弾で勝負を決定づけて再び連勝をマーク。首位との勝ち点「5」差をキープし、2位に浮上している。
連勝中の直近2試合は、攻撃面では複数得点をマークしており、様々なアタッカー陣にゴールも生まれている好材料に加え、2試合続けてクリーンシートとリーグ最少失点タイの堅守も健在。攻守ともにバランスが噛み合っており、充実のパフォーマンスを維持しているだけに、この好調ぶりのままリーグ中断を迎えたいところだ。
そんなチーム状況の中、やはり期待がかかるのはFW宇佐美貴史だろう。対湘南戦は2連勝中。いずれの試合でもゴールを決めており、特に6月の前回対戦(第17節)では、PKを含む2ゴールで勝利の立役者となった。その再現を狙う今節も青黒のエースには、チームを勝利に導く活躍を期待したい。
対する湘南は、ここにきて復調の兆しが見え始めている。前節は、前半のうちに数的優位に立ったとは言え、FWルキアンのハットトリックを含む5得点を奪い、ジュビロ磐田に大勝。開幕からリーグ戦での連勝を掴めずにいたが、今季初の連勝を飾った勢いをキープして降格圏からも抜け出したいところだ。
この連勝中は、2試合で8得点と攻撃陣が好調だ。前節、ハットトリックの活躍を見せたFWルキアンが2試合連続ゴール中と絶好調。また前々節には下部組織出身の19歳・FW石井久継が記念すべきJリーグ初得点をマークすれば、前節は途中からピッチに入ったFW根本凌がJ1初得点を記録。好調な攻撃陣がG大阪の堅守をこじ開けられるか注目ポイントだ。
また最終ラインの一角を担いながら攻撃の厚みをつける存在として注目なのが3バック左のMF鈴木淳之介と右の高橋直也だ。ビルドアップではスペースがあれば、的確に持ち運べる特徴に加え、相手のボックス付近ではダイナミックな動きでスペースへ飛び出し、崩しに関わっていく攻撃センスも兼ね備えている。そんな二人がG大阪の守備を切り崩す働きを見せられるか注目だ。
今、置かれている状況は対照的だが、お互いに連勝中という状況で迎える中断前最後のリーグ戦は、激しく、エキサイティングな90分間になるだろう。