G大阪FW宇佐美貴史が強調する“対町田3カ条”とは…
G大阪はあす30日、ホームで首位・町田と対戦する。勝てば17年シーズン以来7年ぶりの首位浮上の可能性がある一戦。主将のFW宇佐美貴史は「サイド攻撃」と「熱量」、そして「セットプレー」をポイントに挙げた。
互いに堅守が持ち味の両チームで、町田はゴール前を固めたブロックが強固だ。1点が重くのしかかる中、攻撃の軸として期待がかかるエースは「中央は強いですけど、サイドからいけるかな、と」と口にする。そして「クロスの質や、それに対する人数の掛け方、入り方が大切になる」と外から揺さぶるイメージを膨らませた。その意味でも今季2度目のスタメンの可能性があるFWイッサム・ジェバリとのコンビネーションがどれだけ機能するかは重要だ。
また前節・鹿島戦ではDF中谷進之介のスーパーブロックやGK一森純の好セーブで無失点。宇佐美も最前線から自陣深くまで守備に戻るなど、ハードワークがチームの好調を支えている。「熱量を持って相手に挑んでいくことができれば負ける気がしないぐらいの力はある。逆にそれができなければ何もないチームになってしまう可能性もあります。全員で意識しながらやっていきたい」。最後までボールに食らいつく泥臭さを求めた。
町田はロングスローなどセットプレーが強み。「僕らの攻撃的なセットプレーというよりは守備が凄く大事になる。まずは、そこをゼロに抑えること」と警戒心を示すが、開幕戦だった2月24日の町田戦では芸術的なFKを決めている。至宝の右足にかかる期待は大きい。