【プレビュー】勝ち点2差の3位G大阪と首位町田がパナスタで直接対決!難攻不落の堅守を攻略するのは | Jリーグ

【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは6月29日から30日にかけて第21節が開催。パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪とFC町田ゼルビアの”上位対決”が行われる。

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今季の開幕戦で激突した前回対戦は、お互いに1点ずつを奪い合うドローという幕切れで終わった。そこから着実に勝ち点を積み重ねて「2」差という状況で再戦する3位G大阪と首位町田の直接対決は、再注目カードだ。

お互いに中3日で上位との連戦というハードな日程だ。水曜日に行われた前節は、互いにスコアレスドローで1ポイントに留まった。G大阪は、同勝ち点の鹿島アントラーズと敵地で対戦。特に前半は押し込まれる時間帯もあったが、DF中谷進之介のスーパークリアやGK一森純の好セーブなど、守備陣の活躍で無失点。チームとしても悪くない結果として受け止めている。

一方の前半戦を首位で折り返した町田は後半戦最初のリーグ戦となった前節、ヴィッセル神戸と敵地へ乗り込んだが、神戸の鋭いカウンターから何度かピンチはあったものの、最後まで体を寄せ切ったDF昌子源や好セーブでゴールを許さなかったGK谷晃生の活躍もあってクリーンシートをマーク。神戸に押し込まれながらも何とか勝ち点1を持ち帰った格好だ。

互いに言えるのは、守備の硬さが特徴的だ。失点数は、G大阪がリーグ最少の「14」、町田がリーグ3位の「16」。無失点で終えた守備陣の粘りは、前節から継続したいポイントだ。その上で守護神の対決に注目したい。

G大阪の一森は昨季、期限付き移籍で加入した横浜F・マリノスで活躍。G大阪に復帰した今季はここまでリーグ戦全試合に先発し、不動の守護神として好パフォーマンスを見せている。

対する谷は、3シーズンを過ごした湘南ベルマーレへの期限付き移籍を終え、昨季G大阪に復帰したものの、定位置を掴み切れず、シーズン途中にベルギーのFCVデンデルEHへ期限付き移籍。今季は町田に加入し、こちらも出場停止で欠場した1試合を除いて19試合に先発して堅守を支えてきた。

そんな両者の絶対的な守護神の牙城を前節、不発に終わった互いの攻撃陣は崩し切れるか。前回対戦で鮮やかな直接FK弾を仕留めているFW宇佐美貴史を筆頭に、爆発的な突破があるFWウェルトンとMF山下諒也の両アタッカーを要するG大阪は、個の質で町田の堅守を凌駕したいところだ。

対するFWオ・セフンやミッチェル・デューク、ナ・サンホと怪我人で主力を欠く町田の攻撃陣は、パリ世代の二人に懸かる期待は大きい。攻撃の起点になるFW藤尾翔太とサイドで突破口を切り裂くFW平河悠には、チームを勝利に導くゴールを期待したい。

チームの好調を支える堅守の牙城を崩す攻撃陣の活躍が期待されるビックマッチは30日、18時にキックオフを迎える。G大阪がホームで首位を叩いてさらに上へと浮上するか、町田が強かに勝ち切って首位固めするか。その行方に注目だ。

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