最も王者に近いのは!? J1リーグ優勝可能性ランキング2位。昨季の低迷が嘘みたい!? 攻守において隙のないチームへ

明治安田J1リーグは一部を除き折り返し地点に到達し、後半戦に突入する。J1初挑戦のFC町田ゼルビアが首位を走るが、最終的にシャーレを掲げるクラブはどこになるのか。前半戦の戦いを振り返ると同時にチームの現状を分析し、優勝の可能性をランキング化した。

2位:ガンバ大阪

監督:ダニエル・ポヤトス

順位:3位

成績:勝ち点37/得失点+7

昨季は苦しんだガンバ大阪が、今季は守備の堅さとカウンター、そして保持を売りにした現実的な戦い方で3位まで上り詰めている。失点14はここまでのJ1リーグで最小であり、ボール非保持の局面の安定感は抜群だ。決め切れれば……、という試合は何度かあったが、得点できるようになってから怒涛のリーグ5連勝。リーグ制覇に向けてエンジン全開だ。

攻撃のタクトを振るう宇佐美貴史を中心に、ウェルトン山下諒也のスピードを生かした攻撃と中谷進之介をディフェンスリーダーに据えた安定した守備。攻守において隙のないチームに仕上がっているのは間違いない。

そんなガンバがリーグ優勝を果たすために必要になりそうなポイントは「得点力」にあるだろう。今季は失点の数が圧倒的に減った。しかし試合を終わらせるゴールを奪えずに、勝利を逃した試合が何試合かあったこともまた事実だ。

前進から崩しに入っていくためにSBやWGが幅を作ったり相手DFラインを止めたりすることによって、中盤の選手のプレーエリアを確保。ここから宇佐美や山田康太、坂本一彩を経由しながらフィニッシュワークまで持っていくチームの大枠が確実なものになっているのは間違いない。そしてガンバは相手を見てその立ち位置を決められるので、対策という対策はとても難しくなっている。だからこそ最後の部分、得点力や決定力の向上はタイトル獲得を考えた時に必要になってくるだろう。

大エースとして復活した宇佐美は、今季ここまで7ゴール2アシストを叩き出す。復活した大エースをいかにしてボックス内で勝負させるのか、もしくはフィニッシャーの位置にポジションを取らせるのか。ここがタイトル獲得に必須になるだろう。

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