再来日決定のソシエダだが…指揮官は不満?「円が最優先。まったく好んでいない」と現地記者
今夏に再来日が決まったレアル・ソシエダだが、イマノル・アルグアシル監督は不満を抱えているのかもしれない。
今季は30試合で7ゴール4アシストを記録した久保建英の活躍もあり、ラ・リーガを6位で終えて来季のヨーロッパリーグ出場権を獲得したソシエダ。シーズン終了直後に「Real Sociedad Japan Tour 2024」として来日、国立競技場で東京ヴェルディと対戦していた。そして25日、今夏に2度目の来日が決定。7月25日、パナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪と対戦することが決まっている。
しかし、指揮官は2度目の来日に不満を抱えているのかもしれない。『ムンド・デポルティーボ』のソシエダ番記者アンヘル・ロペス氏は、「円が最優先:ソシエダが日本へ行き、別の試合をキャンセル」と題して以下のように指摘した。
「イマノルはプレシーズン中に遠征しなくて済むと期待していたが、その喜びは水の泡に。準備期間よりも円が勝り、7月25日にG大阪と親善試合を行う。ラ・レアルは27日にスビエタ(ホーム)でトゥールーズと対戦予定だったが、これを中止せざるを得なくなった」
「選手たちは2日間の移動でトレーニングも休養も治療もできず、現実主義の監督はまったく好ましいとは思っていない。しかも、これはラ・リーガ開幕3週間前だ」
「今回の決定は戦略的パートナーでありメインスポンサーでもあるYASUDAグループとのもう1つの約束であり、Real Sociedad Japan Tour 2024の一部となる。イマノルはプレシーズンに影響が出ないと確信していたが、ついに影響が出た」
なお同記者によると、イマノル監督は昨年8月にアメリカで行ったツアーについて「多くを諦めた。まったく気に入らないよ。私が好きなプレシーズンではない」と納得していないことを明かしていたようだ。