久保建英の所属クラブ指揮官は7月の日本ツアーに不満か「丸2日の移動を伴う」と地元紙報道
日本代表MF久保建英(23)の所属するスペイン1部レアル・ソシエダードと7月25日に親善試合(吹田)を行うとJ1G大阪が発表したことに、イマノル・アルグアシル監督は不満のようだ。
スペイン紙「ムンド・デポルティボ」は「イマノルはプレシーズン中は遠征しなくて済むことを期待していたが、彼の喜びは穴の中だった」と指摘し、7月27日にトゥールーズ(フランス)と行う予定だった親善試合は「中止にせざる得なくなった」と報道。さらに「この変更を監督はまったく好まない。なぜなら選手たちがトレーニングも休息も治療もできない丸2日の移動が伴うからだ。そしてすべてがリーグ開幕の3週間前に行われる」と伝えた。
今回の日本ツアーはRソシエダードのメインスポンサーを務めるヤスダグループが企画。5月にも来日し、東京Vと親善試合を実施しており、チームは今年2度目の来日となる。同紙は「イマノルは昨年8月に米国とメキシコ遠征に対して厳しい態度を表明し『かなりのあきらめだ』と語っていた」と、昨季も開幕前の強化期間に海外遠征することへの不満を訴えていたという。
それだけに指揮官が思い描くチームの準備にも支障が出るのは避けられない。同紙も「リーグ開幕の3週間前に疲労の蓄積は避けるべきだ」と、シーズン前の過酷な日程を懸念していた。