【G大阪】ポヤトス監督、得点力アップへ「残り3分の1のアタックに着目してやってきた」
ガンバ大阪は30日、大阪・吹田市内の練習場で非公開練習を行い、6月1日の湘南ベルマーレ戦(レモンS)に向けて調整した。
取材に応じたダニエル・ポヤトス監督(45)は、今週のトレーニングについて「残り3分の1のアタックのところに着目してやった。FC東京戦はその部分も出たが、自分自身が考えるアタックにはまだ遠いので、そこを練習してきた」とコメント。G大阪は直近5戦負けがなく(4勝1分け)、うち4試合でクリーンシートを達成。今季の総失点はわずか11で、単独でリーグ最少となっており、継続して安定した守備がチームを支えているが、上位定着に向けて得点力アップに取り組んでいる。
その成果が試される試合の相手である湘南については「インテンシティー(強度)の高く、やるべきことがはっきりしたチーム」と警戒。攻守が切り替わる場面でミスを減らせるかをポイントに挙げた。「川崎F戦の前半に正確性のないパスでボールを失っていた場面があった。湘南はショートカウンターできっちり決めてくるイメージなので、そこはしっかり警戒する。ボールを取り返した後の正確性に着目したい」。安定したディフェンスに、良い形で得点力を積み上げられるか。6月後半にはヴィッセル神戸、鹿島アントラーズ、FC町田ゼルビアとの上位3連戦も控えるだけに、G大阪はここからもう1段階チーム力を上げていくことが求められる。【永田淳】