◇明治安田J1リーグ第15節　G大阪3－1川崎F（2024年5月19日　パナスタ）

G大阪が“至宝”FW宇佐美貴史の2アシストで、今季2度目の逆転勝利を収めた。今季最多3得点で、4試合負けなし。順位は4位に浮上した。

試合開始はボールを握られる時間が続き、同26分に失点。だが劣勢でもセットプレーは状況に左右されない。その2分後、左サイドの深い位置から宇佐美はFKをドンピシャでDF中谷進之介に合わせた。中谷の移籍後初得点となる同点ヘッドを演出。そして後半25分、正確無比の右CKからDF福岡将太のJ1初得点となる逆転ヘッドをアシストした。

守備はJ1屈指の堅守を誇るまでに改善。そんな中、宇佐美は前日18日に「バランスや塩梅は大事になってきますけど、全員が“もう少し得点を取りたいよね”というのは共通理解としてある」と今後積み上げていくことに意気込んでいた。

その言葉通り、後半36分には狙いとしていたショートカウンターから移籍後初スタメンのMF山下諒也→MF倉田秋とつないでダメ押し弾。攻め抜く姿勢を、最後まで貫いた。

https://www.sponichi.co.jp/