攻撃不発で0-0ドロー…得点も失点も“J1最少タイ”G大阪ポヤトス監督が「満足している」理由

[5.15 J1第14節 東京V 0-0 G大阪 味スタ]

ガンバ大阪はJ1昇格組の東京ヴェルディ守備陣からシュート4本に封じられ、連勝が2でストップした。試合後、ダニエル・ポヤトス監督は「試合を通して均衡した展開になった。ドローという結果は平等だと思う」と冷静に振り返った。

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前半は東京Vの4-4-2ブロックを前に攻撃を前進させられず、アディショナルタイムのFW宇佐美貴史の直接FKまでシュートが1本もなかったG大阪。後半は前線の動きがやや活発化し、MF倉田秋、FW山下諒也、FWイッサム・ジェバリを入れながら盛り返したものの、枠内シュート0でゴールを破るには至らなかった。

指揮官は試合後の記者会見で「試合をコントロールすることができた中、前半はもっと最終ラインをブレイクする動きを入れたかった」と前半の内容を反省。後半については「相手の流れを我慢しながら戦って、自分たちの流れを引き寄せることができたが、最終的に相手の最終ラインを崩せずに終わった試合展開だった」と総括した。

前々節・C大阪戦(○1-0)、前節・名古屋戦(○1-0)に続いて3試合連続のクリーンシートとなったが、連勝は2でストップ。DF三浦弦太が長期離脱している中でもリーグ最少タイ10失点の堅守が続いているのは好材料だが、バランスを崩さず試合を進める指揮官のスタイルにおいて、得点数もリーグ最少タイの11にとどまっている点は課題と言える。

もっとも指揮官はこうした数字が示す今季の戦いについて「今の結果には満足しているところがある」と前向きに受け止めている。

その理由として挙げたのは各ポジションに並んでいるGK一森純、DF中谷進之介、MF鈴木徳真、FW坂本一彩ら、レンタル復帰組を含めた新戦力の存在だ。「何に満足しているかというと、数字というよりはチームの姿勢、振る舞い方に満足している。新加入選手がエネルギーをしっかりチームに与えてくれているところがその一つの大きな要因にある」と述べた。

またポヤトス監督は「改善点は明確に攻撃にあると思っているし、普段のトレーニングでどのように攻撃をしていくかにも着手している」と言葉を続け、すでに攻撃面の改善に乗り出しているという点も強調した。

その一方で「ただけが人にFWウェルトン、アラーノ、山田康太がいて、ジェバリがけが明けで帰ってきたところ。そういった選手がいれば攻撃を加速してくれると思う」と続発する攻撃陣の離脱に苦慮している様子。もっともその中でも「そういった選手がいる時にダメージを与えていけるようにやっていければと思っている。どのような攻撃をしていくかは今トレーニングをしているし、引き続きやっていければと思っている」と取り組みを続けていく姿勢を示した。

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