三浦弦太が90+9分劇的決勝ゴール!! G大阪が5戦ぶり白星、18歳DF一発退場の鳥栖は最後に耐え切れず
[4.14 J1第8節 G大阪 2-1 鳥栖 パナスタ]
J1リーグは14日、第8節を行い、ガンバ大阪がサガン鳥栖を2-1で下した。10人の鳥栖を攻め立てた後半アディショナルタイム9分、パワープレーからDF三浦弦太が決勝ゴール。劇的な形で5試合ぶりの白星を収めた。
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ホームのG大阪は連敗を喫した第3節延期分・横浜FM戦(●0-2)から中3日。MFネタ・ラヴィとFW唐山翔自に代わってMFダワンとMF倉田秋が先発した。対する鳥栖は前節・浦和戦(●0-3)から4人を変更。MF手塚康平が今季初先発し、18歳のDF堺屋佳介はプロ初先発を果たした。
試合はG大阪が優勢に進めた。前半5分、FW宇佐美貴史からの精度の高い浮き球パスにFW坂本一彩が抜け出すも、鳥栖守備陣の戻りが早く、シュートまで打ち切れない。また同15分には右サイドを突破した宇佐美のクロスに三浦が頭で合わせたが、クロスバーに弾かれた。
それでも先に試合を動かしたのはアウェーの鳥栖だった。DF原田亘からのスローインをFWマルセロ・ヒアンがエリア内で収めると、高い位置を取っていた手塚のクロスにMF長沼洋一が反応。高い打点からのヘディングシュートをねじ込み、昨季10得点の27歳が待望の今季初ゴールを奪った。
だが、G大阪も譲らなかった。前半アディショナルタイム3分、宇佐美のFKに三浦がヘディングで合わせ、ゴール前で混戦を作り出すと、DF福岡将太とFW坂本一彩が連続シュート。ゴールに向かったボールはMF河原創がクリアしたかと思われたが、ギリギリでゴールラインを越えており、ゴールが認められた。20歳の坂本もこれが今季初ゴールとなった。
後半は鳥栖が主導権を奪ったが、11分にアクシデント。G大阪は左サイドでボールを収めた坂本がスルーパスを送ると、FWウェルトンが抜け出し、GKと1対1の状況を作り出す。ここで堺屋が後ろからのスライディングタックルで対応し、ファウルの判定。プロ初先発の堺屋には一発レッドカードが提示された。
ファウル位置はギリギリでペナルティエリアの外となっており、再開はG大阪のFK。キッカーの宇佐美はゴール左上隅にふわりとしたシュートを狙ったが、これはGK朴のスーパーセーブに阻まれ、絶好のチャンスを活かせなかった。
その後はG大阪が一方的に押し込む展開が続くと、後半20分に決定機。MF鈴木徳真のスルーパスに途中出場の唐山が抜け出し、折り返しのパスを坂本がゴール左隅にねじ込んだが、唐山にオフサイドがあったとしてゴールは認められなかった。
鳥栖は防戦一方の中、DFキム・テヒョンとDF山崎浩介を中心に集中力の高い守備を継続。後半アディショナルタイムにはネタ・ラヴィのミドルシュートを朴がまたもスーパーセーブで阻み、失点を許さなかった。直後には鳥栖がFW横山歩夢の単独突破で決定機を迎えるも、G大阪のGK一森純 もスーパーセーブで救った。
すると最後はG大阪がこじ開けた。後半アディショナルタイム9分、左サイドに開いた宇佐美がファーサイドにクロスを送ると、途中出場FWイッサム・ジェバリの胸での落としから三浦が右足一閃。地を這うシュートをゴール左隅に突き刺した。そのままタイムアップ。G大阪が連敗から脱出し、5試合ぶりの白星。鳥栖は6戦勝ちなしとなった。