G大阪 新助っ人ウェルトンが先制ゴール 広島のアウェー戦で貴重な勝ち点1もぎ取る
◇明治安田生命J1リーグ G大阪1ー1広島(2024年3月30日 エディオンピースウイング広島)
G大阪は難敵・広島とのアウェー戦で勝ち点1をもぎ取った。FW宇佐美貴史のクラブ新記録となる開幕からの4試合連続ゴールはならなかったものの、後半31分に新助っ人のFWウェルトンが初ゴールを決めた。
後半は広島の猛攻をしのぐ展開。ウェルトンもペナルティーエリアの前まで戻ってボールを追いかける劣勢にあった。それでも「自分の役割はゴールすること。ペナルティーアリアにいるように心掛けていた」と話したように後半31分にカウンターからFW坂本一彩(いさ)が強烈なシュートを放つ。広島のGK大迫敬介がパンチングで逃れたが、ウェルトンが詰めていた。
右足で初ゴールを決めて「感謝の気持ちでいっぱいになって神に祈りを捧げたよ」とJリーグでの初ゴールを感慨深げに振り返った。
ウェルトンがお祈りしている横で、MF山田康太が“揺りかごパフォーマンス”で祝福された。山田自身も抱きかかえられるG大阪スタイルの“揺りかご”は、山田が自身のインスタグラムで結婚と長男・瀬七(せな)くんが生まれたことを報告したから。
山田自身も前半終了間際にゴールチャンスがあったが不発。「広島DFの股の間からボールが出てきた。クリアされるだろうと思っていて…。どんな時でも準備していなきゃいけませんね。ゴール前に入っていく選手なんですから」と反省の言葉が口をついた。
それでも「タフな広島のスタジアムでの勝ち点1。これからの試合を勝っていくことで意味が出ると思います」と前向きに話した。G大阪は4戦で2勝2分け。無敗の進撃が続いている。