あまりに不遇…。日本代表に縁がなさすぎる選手(2)日本屈指の天才も…。最後の招集は2011年
サッカー日本代表は、日本で最高のサッカー選手たちが集まる舞台であることは言うまでもない。しかし、代表監督の戦術や好み、選手本人の負傷など、さまざまな理由から呼ばれなかったトップ選手も数多くいる。今回は、Jリーグで見事な活躍をしながらも、日本代表とは縁遠かった選手をピックアップして紹介する。
MF:家長昭博
生年月日:1986年6月13日
日本代表通算成績:3試合0得点
川崎フロンターレの家長昭博は、2011年の招集を最後に、10年以上日本代表から遠ざかっている。
プロキャリアの初期にガンバ大阪、大分トリニータ、セレッソ大阪でプレーした家長は、スペインのマジョルカでヨーロッパに挑戦した。マジョルカでは成功を収めたとは言いがたく、この頃から代表には呼ばれなくなっている。
しかし、家長のキャリアはむしろマジョルカでの挑戦を終えたあとに輝いており、2016シーズンから所属している川崎フロンターレで大活躍中だ。2018シーズンにJリーグ最優秀選手賞を受賞すると、2018年のほかにも、2020年から3年連続でJリーグベストイレブンに選出されている。37歳となった今季も、Jリーグ開幕から4試合続けて先発出場しており、国内屈指の選手であることに疑いの余地はない。
2021年12月に発表された翌月のウズベキスタン代表戦に向けた日本代表メンバーには、このシーズンのJリーグベストイレブンに選ばれた日本人選手7人のうち6人が招集されている。その中で、唯一呼ばれなかったのが家長だった。