◆明治安田Ｊ１リーグ▽第５節　広島　１―１　Ｇ大阪（３０日・エディオンピースウイング広島）

Ｇ大阪はアウェーで広島と１―１でドロー。３連勝は逃したが、開幕から４戦負けなし（２勝２分け）で３位に順位を上げた。主将の元日本代表ＦＷ宇佐美貴史は無得点に終わり、Ｊリーグ史上２位に並ぶ開幕４試合連続ゴールとはならなかった。

ブルガリア１部レフスキ・ソフィアから完全移籍で入団したＦＷウェルトンが、移籍後初ゴールでエースに代わり躍動した。持ち前の快足ドリブルで何度も好機を演出すると、後半３１分にゴール前でこぼれ球に鋭く反応。右足で先制のネットを揺らし「日々のハードな練習が結果につながった。皆に感謝したい」と声を弾ませた。

ブラジルとブルガリアの国籍を持ち、ブラジルの複数クラブでプレーした後、２０２２年にレフスキ・ソフィアに移籍。「ヨーロッパとアジアでプレーするのは自分の夢だった」と２月に欧州からＪリーグに参戦した。プレースタイルとともにインパクトを与えるのが、本人が好きで入れているという左目付近の宇宙人のタトゥー。新天地で存在感を示しつつある超個性派ウィングは「次もゴールを狙ってチームをサポートしたい」と一層の活躍を誓った。

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