「Jリーグ→海外」最高額は? 歴代移籍金ランキング9位。ガンバとセレッソの英雄!? 得点量産の最強FW
明治安田Jリーグの2024シーズンが開幕した。今季も予想外の選手が大ブレイクを果たし、私たちに驚きと興奮をもたらしてくれるだろう。多額の移籍金を残して海外クラブへステップアップする逸材が現れるかもしれない。そこで今回はJリーグから海外へ移籍を果たした選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍に関する情報やスタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
9位:アドリアーノ(ブラジル)
生年月日:1982年1月21日
移籍:ガンバ大阪→アル・ジャイシュ(現・アル・ドゥハイル/カタール)
移籍日:1982年1月21日
移籍金:430万ユーロ(約6億200万円)
ブラジル、スペイン、日本、カタールと多くの国を渡り歩いたFWアドリアーノ(アドリアーノ・フェヘイラ・マルティンス)は、Jリーグでもしっかりと爪痕と移籍金を残している。
1つ目の爪痕は、助っ人外国人選手として十分な活躍を残したインパクトのことだ。スピードを活かしたドリブルが持ち味のアドリアーノは、2011年にインテルナシオナル(ブラジル)からガンバ大阪へ完全移籍で加入。背番号9を身につけ、公式戦15試合に出場した。所属期間が短かったことで出場試合こそ少ないが、その状況で12ゴール2アシストはハイパフォーマンスだと言えるだろう。
そして2つ目に残した爪痕が、彼が熾烈なライバル関係にあるセレッソ大阪とG大阪の両クラブでプレーしたことである。前述した2011年のG大阪への完全移籍の前には、インテルナシオナルからの期限付き移籍によりC大阪でプレーした。C大阪では公式戦31試合19ゴール2アシストという記録を残している。興味深いのが、アドリアーノのC大阪、G大阪での移籍後初ゴールが、どちらも両クラブが対戦する”大阪ダービー”で決まっていること。それぞれの移籍後初ゴールで、印象深いバク転ゴールセレブレーションを見せている。
そんな抜群のインパクトを大阪に残したアドリアーノは、2011シーズン途中にカタールのアル・ジャイシュ(現在のアル・ドゥハイル)へ移籍した。その移籍金は430万ユーロ(約6億200万円)とされている。これはJリーグから海外クラブへ移籍した選手の中では歴代9位となる数字だ。