忠誠心が半端ない! Jリーガー、同一クラブ在籍年数ランキング3位。武者修行を経て大成。苦労人の現10番
国内外の移籍市場が活発になった現代サッカー。しかしその中でもワンクラブマンとしてクラブに忠誠を誓う選手がいる。今回はデータサイト『transfermarkt』から現役Jリーグ選手の同一クラブ在籍年数ランキングを紹介する。※現所属クラブでの在籍期間を扱う。在籍年数、成績は2月20日時点。
3位:倉田秋
生年月日:1988年11月26日
所属クラブ:ガンバ大阪
在籍年数:17年19日
Jリーグ通算成績:377試合出場53得点41アシスト
ガンバ大阪に所属するMF倉田秋が在籍年数17年で3位にランクインしている。ガンバの育成組織出身の倉田は2007年にトップチームへ昇格し、同シーズンの19節アルビレックス新潟戦に途中出場してJリーグデビューを飾った。
しかし当時はクラブのレジェンドである遠藤保仁、二川孝広、橋本英郎、明神智和らがチームの中盤に君臨しており、思うように出場機会を得ることができず、デビューから3シーズンにわたってリーグ戦の出場は22試合と苦しい時を過ごした。出場機会を得るため2010年にジェフユナイテッド千葉へ、2011年にセレッソ大阪へ期限付き移籍することとなる。
武者修行を経てガンバに帰還し、リーグ戦31試合に出場した2012シーズンから倉田は主力として定着。2014シーズンはクラブの国内3冠に貢献した。自身も2015年にサッカー日本代表に召集されている。中盤から前線のあらゆるポジションをこなすユーティリティ性を備え、テクニックと豊富な運動量でチームを支える存在となった。これまでクラブ歴代3位の出場数となるリーグ戦377試合に出場し、53得点41アシストの成績を残している。
2023シーズン、倉田は怪我による欠場もあってリーグ戦の出場は17試合にとどまってしまう。ガンバ大阪もJ1昇格の2014年以降最低順位となる16位でフィニッシュした。背番号10の再起により、クラブも浮上となるだろうか。