「ヤットさんかと思った」「鳥肌」G大阪・宇佐美貴史の美麗FKが“遠藤保仁み”があると話題に 試合終了間際、チームを救う劇的同点弾が決まった瞬間
【明治安田J1リーグ】FC町田ゼルビア 1-1 ガンバ大阪(町田GIONスタジアム)
思わず見惚れてしまうような美しいFK弾だった。ガンバ大阪のキャプテン・宇佐美貴史は、試合終了間際のチャンスでチームを救う一撃。このゴールにはファンも「マジゴラッソ」「鳥肌なんだが」「カッコ良すぎる」と大興奮のシーンとなった。
明治安田J1リーグ開幕節、G大阪はアウェイでJ1昇格組の町田と対戦。ところが、17分にPKから失点するなど相手に主導権をにぎられ、終盤を迎えるという厳しい戦いに。そんなチームを救ったのが、キャプテン・宇佐美貴史だった。
81分、山田康太が相手ゴール前でファウルを獲得すると、絶好の位置からのFKでキッカーを務めたのが宇佐美だ。元日本代表MFは短い助走から右足を振り抜くと、壁の上を越えて美しい弧を描いたボールがゴール左上隅に突き刺さった。中継の解説を務めた元日本代表FW播戸竜二氏が「これを決められる選手は日本にそう多くはいない」と絶賛する美麗FK弾。終盤の同点劇を演出した宇佐美は仲間と歓喜の輪をつくり、喜びを爆発させた。
この一撃にはファンも「マジゴラッソ」「FKが美し過ぎて心が浄化された」「鳥肌なんだが」「完璧すぎる」と大興奮。なかテでも「ヤットさんかと思った」「遠藤コーチ効果なんやろか?」と、2023シーズン限りで現役を引退し、今季からG大阪のトップチームコーチに就任した遠藤保仁氏を彷彿とさせるゴラッソにファンも酔いしれていた。
加えて、「今年もファーストゴールは宇佐美貴史!さすがガンバキャプテン」とSNSで喜びを投稿するファンもいたように、宇佐美は昨季、柏レイソルとの開幕節でも0-1の時間帯で同点弾を奪うなど、チームのリーダーとして結果を残した。
この試合はそのまま1-1の引き分けで決着し、町田にJ1で初の勝ち点を与える結果に。とはいえ昨季、16位に沈んだチームを立て直して上位進出を狙うG大阪の主将は、今季もそのプレーで気概を示し、チームをけん引してみせた。