【開幕特集】ポヤトス監督2年目のG大阪…昨季日本代表にも選出されたDF半田陸のさらなる成長に期待 | J1リーグ
2024シーズンの明治安田J1リーグ各クラブとキーマンを紹介する。
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チーム紹介
ダニエル・ポヤトス新監督を迎えた昨季は、後方からボールを繋いでいくポゼッションサッカーを構築していく中で、序盤戦はなかなかチームスタイルが浸透せずに低迷。一時は最下位まで落ち込む時もあった。それでも結果を重視した割り切りも見せながら、少しずつ勝ち星を積み重ねて何とか残留するに至った。
今季は2年目となるポヤトス監督の下、今オフは昨季以上の補強に動き、日本代表レベルの選手からタレント性抜群の若手など、面白い陣容が揃った。あとは既存選手と新加入選手を融合させ、チームの戦いを浸透させていくことができるか。序盤戦から上位争いに食い込んでいけるか注目したい。
注目選手紹介:半田 陸
生年月日:2002年1月1日(22歳)
昨季成績:23試合1得点
半田にとってG大阪で迎える2年目は、大きな意味を持つ1年となる。
昨季、モンテディオ山形から加入した半田は、さっそくレギュラーポジション掴むパフォーマンスを見せたが、長期離脱をする時期もあって絶大なインパクトを残すことはできず。出場試合数も23試合と思ったほど伸びず、悔しさの残るシーズンとなった。
それでも、キリンチャレンジカップに挑む日本代表に選出されたことや初のJ1リーグで1年間シーズンをやり切ったことで、これまでとは異なる経験を手にしたことは間違いない。パリ五輪世代の一人として存在感を高めていく必要があることからも、昨年の経験を生かし、今季どこまでの結果を残せるかは注目が集まる。
注目選手紹介:山田 康太
生年月日:1999年7月10日(24歳)
昨季成績:27試合0得点
大きな期待とは裏腹に、昨季は不完全燃焼なシーズンだった。
水戸ホーリーホックやモンテディオ山形で圧倒的なパフォーマンスを残していた山田は昨季、柏レイソルへ移籍。J1でどれだけできるかは一つの注目点となっていた。しかし、チームが低迷する中で明確なインパクトを残すことができず。終盤戦はスタメンの座を勝ち取っていたが、1点も取ることができないままシーズンを終えることになった。
そんな山田は今オフにG大阪への移籍を決断。再び新天地を求め、次なるクラブで結果を残そうと息巻いている。ここで力を証明できるかどうかで今後の未来が変わってくる。大事な1年となりそうだ。
注目選手紹介:黒川 圭介
生年月日:1997年4月13日(26歳)
昨季成績:33試合2得点
関西大学からG大阪に特別指定選手として加わったのは2019年のこと。そこから少しずつ出場機会を増やした黒川は、2022年に藤春廣輝の怪我等もあってスタメンの座を奪取。そこで存在感を出していったことで、左サイドバックのレギュラーとしての地位を確立することになった。迎えた昨季は完全なスタメンとなり33試合に出場。出場時間とともにクラブ最多の数字を記録した。
今季は藤春の退団により4番を継承。気持ちを新たに次なるシーズンに挑むことになる。これまで以上に成長を遂げることができれば、代表の座も見えてくるはず。今季のチームを牽引し、G大阪に”黒川あり”を印象付ける1年としたい。