G大阪・宇佐美、今度こそ万博“惜別弾”決める「結果出すことが大事」 サンケイスポーツ 12月2日(水)7時0分配信

G大阪は、2日のチャンピオンシップ(CS)決勝第1戦・広島戦(万博)に向けて1日、吹田市内で非公開練習を行った。日本代表FW宇佐美貴史(23) は、今季で本拠地使用が最後となる万博競技場での惜別弾に意欲十分。一方、広島のFW佐藤寿人(33)は、尊敬する元日本代表FW中山雅史(48)にな らって、CSでの活躍を誓った。

もう一度、巡ってきたチャンスをフイにするつもりはない。宇佐美が愛してやまない万博に、ゴールで感謝をささげる。

「盛り上がると思う。そういう中で決めることに意味を感じるので、しっかり点を取りたい。自分が結果を出すことが、チームにとっても、応援してくれる人のためにも大事だと思います」

来季からホームが新スタジアムに移るため、万博は今季がラストイヤー。最終節の山形戦では4得点に絡みながらもノーゴールに終わった。CSを勝ち上がっ たことでもう一度、“惜別ゴール”をあげるチャンスを得た。まだ天皇杯準々決勝・鳥栖戦(26日)があるが、頂上決戦の今回の方が盛り上がるはず。歴史に 名を刻む上で、これ以上の舞台はない。

G大阪は3冠の昨季でも51試合だったが、今季はすでに55試合。さらに日本代表に定着した宇佐美は、61試合に出場している。「身体的に終盤でみんな キツいと思うけど、最後は突っ走るだけ」。勝てばクラブW杯に出場して最大で5試合増え、12月中旬の短い“オフ”はなくなる。天皇杯も含めれば最大で 71試合。これを戦い抜いてこそ、本当に充実した2015年になる。

「自分が点を取って、自分を乗せること。それでチーム、ファンのみなさんにも乗ってもらえると思う。だからこそ、点を取ったときに負けてないという結果にもつながっていると思う」

J2時代の2013年10月20日の富山戦からここまで、ゴールした試合は背番号と同じ39試合負けなし。9戦ノーゴールというトンネルから抜け出し、“聖地”万博に歓喜をもたらしてみせる。

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