宇佐美とエース対決!広島・寿人、ゴン激励で点獲る「自信持ち戦う」 サンケイスポーツ 12月2日(水)7時0分配信

J1の年間王者を決める明治安田チャンピオンシップ(CS)はホームアンドアウェー方式による決勝の第1戦が2日に大阪・万博記念競技場で行われ、年間勝 ち点1位の広島と同3位のG大阪が対戦する。1日はそれぞれ地元で最終調整。勝負の鍵を握る両軍のエース、広島のFW佐藤寿人(33)とG大阪の日本代表 FW宇佐美貴史(23)が必勝を誓った。

底冷えのする本拠地・エディオンスタジアム広島での練習後。佐藤は前を見据えて口にした。

「CSに向けて気持ちを切り替え、いいトレーニングができた。自信を持って戦える」

11月22日のJ1最終節・湘南戦で今季12得点目をゲット。それまで7戦連続で得点がなく、当日朝は目覚めが悪く悩んでいたが、苦しみから解放され た。ただ第2ステージ優勝を決めても「(年間王者に与えられる)シャーレを掲げたい」と繰り返してきた。これからが真の勝負だ。

G大阪とは今季1勝1敗。直近の対戦(11月7日、万博)では2-0で勝ったが、油断はない。浦和とのCS準決勝はテレビで見つめ「内容は浦和が上回っ ていたのに勝つところにしたたかさ、勝負強さがある」と警戒。森保監督も「宇佐美にしても、得点力がある」と実力を認める。

CS初出場となる佐藤の壮大な目標は、元日本代表FW中山雅史が持つCS最多の通算7得点(2位はビスマルクの3得点)だ。J1通算最多の157得点に並んだときは中山から「得点場面をもっと増やしてもらいたい」と激励された。

「中山さんには遠く及ばないが、優勝を決める試合で何ができるかで選手の価値が変わってくる」と佐藤。中山のような勝負強さを、大舞台で発揮する。

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