G大阪、フットボール本部を設置 強化、育成の改革へ 松田浩氏が本部長に就任「ビジョンを明確に」
G大阪は20日、フットボール本部の設置など強化体制の一新を発表した。今季も16位と3年連続で残留争いに巻き込まれ、16年以来タイトルから遠ざかるクラブは、根幹となる強化、育成部門の改革に着手。小野忠史社長は「クラブのフットボールマネジメントの抜本的改革に向けて、これまで、強化(トップチーム)、アカデミー(ユース、ジュニアユース)、普及(スクール)、がそれぞれの部門として活動をして参りましたが、これを束ね、トップから一貫したガンバ大阪のサッカースタイルを構築し、戦略的にフットボールをつくりあげていくことを目的として、フットボール本部を設置することと致しました」とコメントした。
フットボール本部長には、22年途中に監督を務め、チームを残留に導いた松田浩氏が就任。「このような形でまたこのクラブにご縁をいただき、責任の重さを感じるとともに、たいへん身の引き締まる思いでおります。ガンバ大阪というクラブの重み、またこのクラブの歴史やスタイルを念頭に、クラブのフィロソフィーやこれからのビジョンを明確にし、より強くたくましいクラブにしていきたいと思っております」とコメントした。強化部長には梶居勝志氏が6年ぶりに復帰した。
またアカデミー部門でも、松波正信アカデミーダイレクターが退任し、日本サッカー協会などで長く育成年代の指導に携わってきた星原隆昭氏が就任。トップチーム、アカデミーなど育成部門を通じた改革に向け、大幅な入れ替えが行われた。



