【G大阪】宇佐美貴史「足引っ張った」まさかの逆転負けで5連敗 シーズン終盤大失速に大ブーイング

<明治安田生命J1:G大阪1-2福岡>◇第32節◇11日◇パナスタ

ガンバ大阪がまさかの逆転負けで、今季2度目の5連敗を喫した。

【写真】ホームで大ブーイング…肩を落として整列するG大阪の選手たち

勝てばJ1残留が決まっていたが、前半に先制しながらも、ルヴァン杯優勝の福岡に後半に連続失点。これで8戦未勝利(2分け6敗)。シーズン終盤に大失速した。

ホームで大ブーイングを浴びるチームの中、主将のFW宇佐美貴史(31)は敗戦の責任を背負った。5試合ぶりにベンチスタートとなり、出番は1-1で迎えた後半32分からだった。

引き分けで連敗ストップかと思われた後半44分、福岡DF田代のクロスが、守備で自陣に戻っていた宇佐美の頭に当たり、コースが変わって福岡FWルキアンの正面に届き、ヘッドで決勝点を決められた。あまりにも不運な失点だった。

「(劣勢の状況で)何ができるかとういうところで(自分が)足を引っ張ってしまった。(得点できなかったのも)そうだし、失点場面は最後、僕がちょろっと(頭で)さわって、イレギュラーになって(ルキアンの前でマークしていた同僚DFの)クォン・ギョンウォンが反応できなくて。それが結果的に、決勝点になってしまった」

後半ロスタイムには、宇佐美も渾身(こんしん)のシュートを放ったが、これは相手に当たって、ゴール枠外へと飛ぶという不運もあった。

14位G大阪と、最下位18位の横浜FCとは勝ち点5差に縮まった。J2降格の重圧もかかる状況に、宇佐美は「何とか流れを払拭したいし、毎試合勝ちたい」と、言葉を振り絞った。

残り2試合は、前節4位で上位を狙う広島戦、初優勝がかかる首位の神戸戦。極めて難しい相手に、約3カ月も遠ざかる白星を目指すことになる。

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