【G大阪】J1残留へ非常事態 11日福岡戦は外国籍4選手欠場か「勝って残留決めたい」山本悠樹
J1残留に足踏み状態が続くガンバ大阪は7日、大阪・吹田市内で公開練習を実施した。リーグ戦中断明けの11日はホーム福岡戦が控えるが、韓国代表のDFクォン・ギョンウォン(31)をのぞく、外国籍4選手がそろって欠場する可能性が高まった。
ブラジル人のMFダワンと、イスラエル代表MFネタ・ラビ(ともに27)の2人は累積警告による出場停止で、ラビは欧州選手権予選の母国代表に選出されて先週末に日本を離れ、23日前後まで再来日しない。
チュニジア代表FWイッサム・ジェバリ(31)は、練習場に姿を現したものの完全別メニュー。右足首を痛めているブラジル人のMFファン・アラーノ(27)は室内調整だけで、次々節25日広島戦に照準を合わせているという。
今季公式戦ここまでの全40試合で、クォン・ギョンウォン以外の助っ人4選手が同時に欠場したのは、4月19日のルヴァン杯1次リーグFC東京戦のみで、0-1で完封負け。仮に欠場すれば、リーグ戦では初めてになる。
取材に応じたMF山本悠樹(26)は、ラビ不在のためにアンカーでの先発が確実となり、改めて攻守のつなぎ役を自覚した。
「どちらかと言えば守備的なポジションに入る。失点が少し続き、もったいない失点も多いので、後ろを助けながらやれたらいい」
勝ち点34の14位に低迷するG大阪は、8月19日湘南戦の勝利を最後に、7戦未勝利(2分け5敗)で4連敗中。最終節で残留を決めた昨季の勝ち点37(15位)に及んでおらず、8位福岡、4位広島、首位神戸と続く今季残り3試合も、厳しい展開が予想される。
次節の福岡に勝てば自力での残留が決まるが、ルヴァン杯初優勝で勢いに乗る相手だけに「難しい試合になる」と覚悟する山本は「勝って残留を決めたい。ずっと勝ってないので、みんなモヤモヤしている」と、仲間の心境を代弁した。