ラツィオで定位置確保に苦しむ鎌田大地へエール「味方との連係も良くなっているので、時間が解決してくれる」 | 内田篤人のFOOTBALL TIME
【国内サッカー・ニュース】DAZNで配信している『内田篤人のFOOTBALL TIME #155』では、MCの内田篤人氏と同世代の安田理大氏をゲストに迎え、ラツィオでプレーする日本代表MF鎌田大地の現状を語った。 ●鎌田大地は後半途中出場|サッスオーロ×ラツィオ|ハイライト
今夏、イタリアの名門・ラツィオに加入し、セリエA初挑戦に挑んでいる日本代表のMF鎌田大地。だが、所属クラブでは、開幕当初はスタメンを掴んでいたものの、直近のリーグ戦では3試合連続途中出場とベンチスタートが続いており、定位置の確保に苦しんでいる。
ただコンディション不良という理由で10月シリーズの日本代表の活動を見送った代表ウィーク明けのセリエA第9節のサッスオーロ戦で79分からピッチに入ると、この中断期間で高めてきたと言う味方との連係からチャンスに絡む働きを見せ、限られた時間の中で存在感を示した。
そのプレーぶりを映像で振り返った内田氏は、「イタリアのちょっと独特な中で、少しずつプレー時間を増やして、味方との連係も良くなっているので、時間が解決してくれる」と言及し、「鎌田くんはサッカーをよく知っているし、その辺の順応ができてくるともっと良さが出てくると思うので、僕らが鎌田くんを追いかける時間は長くなると思います」と今後の活躍に期待を込めた。
現役時代はガンバ大阪やジェフユナイテッド千葉などJクラブだけに留まらず、オランダのフィテッセや韓国の釜山アイパークなど数々の移籍を経験してきたゲストの安田氏に、「ミチは国が変わった時に最初に時間はかかるもの?」という内田氏からの問いが投げかけられると、「イタリアはめちゃくちゃ難しそうなイメージはある」と回答。すると内田氏も「戦術のところが(細かくて)うるさいもん。特に監督がね」と同調した。
ただ自身は、「俺はあまり問題なかった。戦術とかというよりもいかにうまくチームに溶け込むかが得意だった。馴染むのに2、3ヶ月かかると言われるけど、そんなん内側(靱帯)を痛めたもんですよ」と回答し、周囲の笑いを誘った上で「移籍回数が多いので、チームに馴染むのは得意でしたね」と移籍に苦労することはなかったようだ。
また前所属のフランクフルト時代は、2019-20シーズンにヨーロッパリーグ(EL)で10試合6ゴール、その翌年も13試合5ゴールを記録し、EL制覇を経験。そして自身初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台に立った昨季は、8試合3ゴールでチーム史上初のベスト16進出に貢献。これまでヨーロッパの大会で数字に残る実績を残してきた。
CLグループステージ第3節のフェイエノールト戦では出番がなかったが、国内リーグはもちろんヨーロッパでの舞台での活躍を機に、再びチャンスを掴むことが期待される。