【C大阪】28日は公式戦62度目の大阪ダービー 小菊昭雄監督「誇りと責任を背負って戦う」
セレッソ大阪が、総力戦で公式戦62度目の大阪ダービーに臨む。28日のホームG大阪戦は、目標のリーグ戦3位以内へ、残り4試合となって1つも落とせない大一番になる。
前節7位のC大阪にとって勝てば5位浮上、引き分け以下で8位後退の可能性もある。現在4戦未勝利(1分け3敗)で、4戦ともノーゴールと苦戦が続くだけに、大阪ダービーで流れを一転させたい。
小菊昭雄監督(48)は27日にオンライン取材に応じて「ダービーという特別な緊張感の中で、この1週間は練習ができた。選手も集中力高く、練習に取り組んでくれた」という。
その中で「今週もいろんなことがあった」と、アクシデントの発生を示唆。既に右膝の手術でFW北野颯太(19)が今季絶望となっただけに、得点欠乏症のチームに、新たな故障者が出たのか懸念される。
一方で故障で離脱していたFW渡辺りょう(27)とDF山中亮輔(30)が、ここにきて全体練習に合流するなど明るい材料もある。
同じく取材対応したGKキム・ジンヒョン(36)は「今週はみんな集中していた。チーム全体が(この数試合は)あまりうまくいっていなかったが、しっかり勝つために、いい準備ができた」と証言する。
基本システムは4-4-2だが、前節広島戦では序盤当時の4-3-3に戻して攻守のリズムが戻った。G大阪戦も継続する見込みで、指揮官は「競争を勝ち取った18人のメンバーで、誇りと責任をしっかり背負って戦っていきたい」と決意した。
大阪ダービーはC大阪の公式戦通算21勝12分け28敗と負け越すものの、リーグ戦は4連勝中で8戦不敗(6勝2分け)、ホームでは4戦不敗(2勝2分け)と最近は宿敵を圧倒している。
前売りが完売した今回の一戦は、6月10日神戸戦の2万2542人を上回る、ヨドコウ最多の観客動員が期待される。