G大阪DF半田陸、左足骨折から大阪ダービーで約3か月半ぶり復帰へ カピシャーバとの“再戦”に意欲
G大阪のDF半田陸が26日、C大阪戦(28日・ヨドコウ)戦での約3か月半ぶりの復帰に意欲を見せた。今季J2山形から移籍したG大阪でレギュラーをつかみ、3月には初の日本代表にも選出された右サイドバックは、7月14日の練習で左ひ骨を骨折。長期離脱を経験したが「自分としては、けがが治ってきたぐらいから(大阪)ダービーを目標にしてきた。そこに向けて調整してきましたし、長い間公式戦から離れていたので、気持ちの面でも作ってきました。スタート(先発)かどうかはわからないですけど、体とメンタルの両方、いい準備をしてきたつもりです」と話した。
C大阪戦で復帰すれば、今季最も手を焼いた相手と言えるC大阪MFカピシャーバと再び相対する可能性が高い。6月18日のルヴァン杯で対戦した際は、試合は自身のゴールで1―0と勝利したが、得意とする1対1の対応で左利きのドリブラーに苦戦。再戦に向け「すごく楽しみな選手ですし、復帰して自分の体がどこまで戻ったのか、どこまで強くなったのかを確認できる相手かなと思います。対策としては(守備時の)立ち位置をもう少し調整できればと思いますし、あとは左利きのなお君(G大阪MF杉山)と1対1もやりながら」。前回の反省を糧に、準備を進めてきたことを明かした。
チームはリーグ戦での大阪ダービーは、19年5月の勝利を最後に8戦勝利なし(2分け6敗)。さらに現在はリーグ戦3連敗中、ルヴァン杯を含む公式戦は8戦未勝利(2分け6敗)と泥沼にはまっている。ポヤトス監督は「ダービーとは情熱。すべてを出し切ることを約束したい。出し切って、抜け殻のような状態で終わるぐらいに」と宣言。今年最後の大阪ダービーで、悪い流れを断ち切ることを誓っていた。