セットプレー一発の名古屋が久々の勝利! G大阪は3バック採用も6戦勝ちなしに【明治安田J1第30節】
明治安田生命J1リーグ第30節の21日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、名古屋グランパスが1-0でガンバ大阪を下した。
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13位のG大阪はこの試合で3バックを用いて、三浦、クォン・ギョンウォン、福岡が先発。一方、6位の名古屋は森下が出場停止となるなか、久保と中島の今夏加入組がリーグ戦初先発した。
ともに勝ちから遠ざかるなかの一戦。まずはホームのG大阪が後ろからの繋ぎで攻めに出て、9分に3トップの頂点で先発したエースの宇佐美も直接FKでGKランゲラックに襲いかかる。
その立ち上がりを経てもG大阪がボールを握り、22分にも左CKのショートコーナーから三浦が振り向きざまの右足フィニッシュ。だが、ここもGKランゲラックの牙城を崩せない。
すると、名古屋は26分、左CKのショートコーナーをキッカーの和泉が受け直して右足クロス。GK東口がパンチングで弾こうと前がかったが、その前の藤井が頭で先に合わせた。
セットプレー一発で先制の名古屋は速攻ベースの戦いが続くなか、42分に3バックの一角で出場する河面がプレー続行不可となるアクシデント。野上を急きょピッチに送り込む。
そのなか、44分のG大阪に同点機。GK東口のキックをダワンが頭で繋ぐと、食野が見事なボールキープからのワンタッチで背後を抜け出し、右足シュート。だが、GKランゲラックの正面を突く。
後半から巻き返したいG大阪だが、名古屋は54分に右ウィングバックの久保が鋭い仕掛けでチャンスメーク。G大阪は59分にイッサム・ジェバリと倉田のカードを切り、奮起を促す。
その効果もあって、63分にダワン、ファン・アラーノ、イッサム・ジェバリの繋ぎから最後はボックス右の倉田が右足を振り抜いていったG大阪だが、GKランゲラックの好セーブに遭う。
粘る名古屋も77分に左CKのシーンでキャスパー・ユンカーに追加点のチャンスがあったなか、G大阪は71分から今季初出場の塚元が81分に宇佐美のスルーパスから絶好機も決め切れず。
その塚元のシュートもGKランゲラックが立ちはだかった名古屋はリーグ7戦ぶりの白星で4位に浮上。システム変更も実らず、2戦連続完封負けのG大阪は3連敗となり、6戦白星なしとなった。
ガンバ大阪 0-1 名古屋グランパス
【名古屋】
藤井陽也(前26)