浦和スコルジャ監督「宇佐美が挑発したかは別として」「責任を持った行動が必要」退場&出場停止のカンテに苦言
浦和のマチェイ・スコルジャ監督が27日、オンラインで会見し、前節のアウェーG大阪戦(24日、3〇1)で一発退場したFWカンテについて言及した。
カンテはG大阪戦の後半4分、相手のユニホームを後ろから強く引っ張って倒すファウルを犯した。その後、両チームの選手が入り乱れた中、G大阪のMF宇佐美貴史に頭突きする形となった。VAR判定の末、「乱暴な行為」としてレッドカードで退場。今季2度目の退場となり、2試合出場停止と罰金20万円の処分を受けた。
指揮官は「宇佐美が挑発したかどうかは別として、あの反応は良くなかった。ホセはここ最近でゴールを決めながら、たくさんの勝ち点を我々にもたらしてくれた。でも、この試合中のあの反応は良くなかった。今後こういう状況は避けないといけないし、このようなレッドカードは今季最後になることを望んでる。シーズン終盤でルヴァン杯、ACLもある中でより責任を持った行動が必要とされます」と厳しく指摘した。
今季リーグ戦でチーム最多の7得点を誇るカンテが2試合不在だが、リンセン、高橋利樹、興梠慎三とFW陣は充実したメンバーがそろう。次節は29日のホームで横浜FC戦。指揮官は「横浜FCは予測しづらいチーム。賢く戦わないといけないし、開始直後から高い強度のプレーが要求される。あとはスタジアムの雰囲気を最大限に生かしたい」と意気込んだ。