直近6試合無得点…J3で苦戦する宮崎が松田浩監督の退任を発表、新監督は加藤光男コーチが就任

テゲバジャーロ宮崎は27日、松田浩監督(63)の退任を発表した。後任には加藤光男コーチ(44)が就任する。

松田監督は、ヴィッセル神戸アビスパ福岡、栃木SC、V・ファーレン長崎、ガンバ大阪で監督を務め、今シーズンから宮崎の監督に就任した。

しかし、チームは苦しい状況が続き、28試合を終えて8勝8分け12敗の17位に位置。直近6試合はゴールがなく1分け5敗と大不振となり、最下位との勝ち点差は「8」という状況だった。

双方協議を行った中で退任が決定。松田監督と二村恵太 代表取締役社長がクラブを通じてコメントしている。

◆松田浩監督

「このたびクラブを去ることになりました。思うような結果を残せず責任を感じています。自分としてはまだここから巻き返しを図り、選手と共に戦い抜くつもりでいましたが、それができず残念に思います。これまで応援してくださった皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました」

◆二村恵太 代表取締役社長

「今季、クラブとして初めてJ2クラブライセンスを申請させていただき、昇格を目標に掲げてシーズンをスタート致しました。その為に、松田監督はご自身が持たれる豊富な経験をチームに存分に還元いただき、チームの強化、クラブの発展に尽力いただいておりました」

「そのような中、非常に悩ましい判断でございましたが、直近6試合で1分5敗となかなか勝点を積み上げることができないチーム状況に変化が必要と考え、監督交代という判断に至りました。松田監督がチームに植え付けて頂いたものに、更に積み上げて残り10試合、少しでも多くの勝利を応援いただく皆様にお届けできるよう取り組んで参ります。引き続き、ご支援、応援のほど、よろしくお願い致します」

後任の加藤監督は26日からチームを指揮。これまで早稲田大学ア式蹴球部や京都サンガF.C.のアナリスト&フィットネスコーチを務めたほか、タイで長らく活躍しチョンブリーFC、ノーンブワ・ピッチャヤFC、タイ女子代表、サムットプラーカーン・シティFC、BGパトゥム・ユナイテッドFC、チェンマイFCでアシスタントコーチを歴任。ネイビーFCでは監督も務め、今季から宮崎のコーチに就任していた。

加藤新監督もクラブを通じてコメントしている。

「いつもテゲバジャーロ宮崎を応援、ご支援頂いているファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、誠にありがとうございます」

「どんなに苦しい時でも温かい声援を頂き、チームに大きな力になっている事を感じています。今シーズン残り10試合になりますが、現状より少しでも上昇できるように私自身が培ってきた経験を全て出し切っていきたいと考えています。引き続きテゲバジャーロ宮崎の応援、サポートの程、宜しくお願い致します」

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