中村敬斗 Sランス加入後初ゴールでチーム最高評価…仏紙「違いを生み出した」
フランス1部スタッド・ランスの日本代表FW中村敬斗(23)が待望の初ゴールを決めた。
敵地のリール戦(26日=日本時間27日)にスタメン出場した中村は、1―0で迎えた前半16分にペナルティーエリア内でボールを受けると、GKのポジションを冷静に見極めて華麗なループシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
チームは後半34分に1失点したものの、2―1の勝利に貢献。またチームメートの同MF伊東純也(30)は、中村の初ゴールを含めて2得点に絡む好プレーを見せた。
J1G大阪出身の中村は主に左サイドを主戦場とする選手で、オーストリア1部LASKから移籍金1000万ユーロ(約15億7000万円)でSランスに加入。日本代表として臨んだ国際親善試合トルコ戦(12日)では2得点をマークした。フランス紙「レキップ」は、この日のプレーについて「23歳の左ウイング(中村)は違いを生み出し、リールMFのパスコースを消した」と攻守両面で高く評価した。
同国メディア「GETFOOTBALL」はチーム最高の「7」と採点し、「Sランスは元LASKの日本人ウインガーをリールからハイジャックした」と指摘。今夏に中村の争奪戦を繰り広げた因縁の相手だったと強調した上で「Sランスの2点目を落ち着いて決めた。彼はクラブの抜け目のない契約だったようだ」と報じた。