【G大阪】宇佐美貴史、頭突き食らい「僕がイエローカードは理解できない」乱暴行為抗議に向かい
<明治安田生命J1:G大阪1-3浦和>◇第28節◇24日◇パナスタ
ガンバ大阪のFW宇佐美貴史(31)が、大荒れの展開の中で自身が受けた警告に疑問を投げかけた。
【問題のシーン】G大阪黒川のユニホームを思い切りつかみ倒す浦和カンテ
1-1で迎えた後半、浦和FWホセ・カンテが乱暴行為で一発退場になり、G大阪側は宇佐美とDF黒川に反スポーツ的行為で警告が出された場面だ。
後半4分、ホセ・カンテが黒川のユニホームの背中をつかみ、引っ張ってピッチになぎ倒した。
その行為に敢然と抗議に向かった主将の宇佐美が、ホセ・カンテから頭突きを食らった。両軍もみ合いとなって、ピッチや会場は一時騒然となった。
VAR、オンフィールドレビューで結論が出るまで約10分間も中断した。ロスタイムはこの影響で12分間もとられた。
宇佐美はこれらの状況を踏まえて、冷静に疑問を口にした。
「自分としては、フェアに彼(ホセ・カンテ)に抗議したつもりだし、その中で彼から頭突きを受けた。彼が退場になるのは分かるが、僕がイエローカードになるのは理解できない。あれだけはっきり頭突きされている中で、(判定まで)あれだけの時間がかかったのも、理解できない。僕は挑発も何もしていない」
ホームに今季3度目の3万人超えの観客が詰めかけた一戦。
G大阪は前半、宇佐美の今季5点目となる直接FKで先制しながら、前半のうちにホセ・カンテのゴールで同点に追いつかれた。後半は浦和が10人になったにもかかわらず、そこから2失点。逆転負けで4戦未勝利となり、10位から11位に後退した。
今季の浦和戦は公式戦4戦全敗と、屈辱の結果に終わった。