【一挙プレビュー】王者の意地を見せたい2位・横浜FMと逆転を狙う3位・鹿島が激突!J2は昇格圏浮上の清水がACLから中3日の甲府と激突! | Jリーグ
9月24日から25日にかけて開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの9試合、J2リーグの11試合、J3リーグ10試合が各地で開催される。
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9月23日
14:00 アルビレックス新潟 vs 横浜FC(J1)
新潟は前節、ガンバ大阪と1-1の引き分け。主導権を握れず、後半に先制を許したが、U22日本代表帰りのMF三戸舜介が値千金の同点ゴールを奪った。残留争いは予断を許さない状況が続く中、今節はライバルを直接叩けるチャンス。昇格組対決を制して“安全圏”にまた一歩近づけるか。
横浜FCは柏レイソルとの直接対決で痛恨の黒星。最後はFWマルセロ・ヒアンが1点を返したものの、これで最下位との勝点差は『1』に縮まった。ただ、5月の前回対戦ではMFユーリ・ララの得点を死守し、J1復帰後初勝利。再び相手のパスワークを封じ、ダブルを達成したい。
14:00 ブラウブリッツ秋田 vs モンテディオ山形(J2)
8試合勝利なしとなった秋田だが、前節は生命線の守備が持ち堪えて7試合ぶりの無失点を達成した。5月以来のホームゲーム勝利が懸かる一戦。2021年から未勝利が続く山形との“奥羽本戦”は、目標達成を目指すには恰好の舞台となる。 対する山形は好調の岡山を下し、プレーオフ圏争いに踏みとどまった。MFチアゴ・アウベスに約3ヵ月ぶりのゴールが生まれたことも明るい材料。次節からはホーム連戦を迎えるだけに、連勝で波に乗りたい。
14:00 水戸ホーリーホック vs 大分トリニータ(J2)
12位の水戸は4シーズンぶりの3連勝を達成。6位との勝点差は『9』開いているものの、今節から続く直接対決を制することができればプレーオフ圏進出が見えてくる。ビッグセーブを続けるGK山口瑠伊を中心に、堅い守りからリズムを掴みたい。 6ポイント差で先行する11位・大分は前節、2点差を追いついて勝点1を獲得した。前回対戦の雪辱を果たしたいなか、カギとなるのは直近4試合で11失点を喫している守備。GKに西川幸之介、テイシェイラのどちらを起用するかも焦点になる。
15:00 FC東京 vs サガン鳥栖(J1)
FC東京は前節、川崎フロンターレとの“多摩川クラシコ”で0-1の敗戦。ルヴァンカップ敗退を含め、9月は不本意な結果が続いている。好転のキーマンはFW仲川輝人だ。前線での奮闘が光る一方、現体制ではノーゴールが続くだけに、ここでチームの悪い流れを断ち切る得点を奪いたい。
鳥栖は7試合勝利なし。ただ、川井監督が「パーフェクトなゲームができた」と振り返ったように、横浜F・マリノスを追い詰めた前節の試合内容はポジティブなものだった。また、FC東京戦は現在8連勝中と相性が良く、“お得意様”を下して今節こそ7月以来の勝利を手にしたい。
16:00 名古屋グランパス vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)
名古屋は前節、アビスパ福岡に0-1の敗戦。直近4試合は1分3敗と失速が目立ち、順位は5位に後退した。FWマテウス・カストロの移籍後はチームとして複数得点がなく、長谷川健太監督はこの苦境でどんな一手を打ち出すか。今季無敗のホームゲームで好転のきっかけを得たい。
札幌にとっても0-1の完封負けを経て、仕切り直しを図る一戦。前節も計17本のシュートを記録したように、毎試合チャンスを量産しているだけに、下位脱出のカギは決定力が握っている。前回対戦でも猛攻を仕掛けながら相手の堅守に屈しており、今回こそ自らの“矛”で上回りたい。
17:00 V・ファーレン長崎 vs FC町田ゼルビア(J2)
長崎は前節スコアレスドロー。またも連勝を逃し、熾烈な6位争いから一歩抜け出すことは叶わなかった。町田との前回対戦は1-4の大敗。夏の補強で大きく様変わりしたチームはリベンジを果たし、5位をキープすることができるか。 対する首位・町田は3試合連続の無得点。GK福井光輝らの奮闘で勝点を拾っている一方、猛追する清水の足音は徐々に大きくなってきた。キーマンはFW藤尾翔太。ゴールはもちろん、前線での献身による好機創出にも注目だ。
18:00 いわきFC vs ツエーゲン金沢(J2)
6月の監督交代以降は復調していたいわきだが、9月に入り3連敗。勝点を『37』から伸ばせず、順位は19位に降下した。今後は上位との対戦が多いだけに、今節は残留へ向けた大一番。チームトップスコアラーのMF岩渕弘人に期待が懸かる。 対する21位の金沢も4連敗と深刻な状況だ。今後は27日に未消化分の第31節、10月1日に山口戦と、運命のアウェイ3連戦を迎える。注目は前回対戦時、前半だけで3得点を挙げたFW杉浦恭平。自身初の2桁ゴールで再びチームを救えるか。
18:00 ジェフユナイテッド千葉 vs ベガルタ仙台(J2)
絶体絶命の状況から勝点3をもぎ取った千葉は、5連勝でついに6位浮上。悲願のJ1復帰へ士気上がるなか、6連勝中のホームゲームに臨む。今節からはDF鈴木大輔が2試合の出場停止。DF新井一耀、DF佐々木翔悟の二人に懸かる期待は大きい。 対照的に仙台は3試合連続の無得点と、苦しい戦いが続く。ただ、5月の前回対戦では3連勝中だった千葉を下しており、今回も相手の勢いを止めたいところ。2016年にプレーした古巣との対戦を迎えるMF長澤和輝にも注目が集まりそうだ。
19:00 柏レイソル vs アビスパ福岡(J1)
柏は横浜FCとの直接対決を制し、今季初の連勝。負けなしを6試合に伸ばした中、好調の原動力となっているのがこの間3失点という堅守だ。キーマンはDF犬飼智也。今夏の加入後、DFリーダーとして不可欠な戦力となっているCBを中心に、今節もスキを見せずに勝点3奪取を狙う。
福岡はFWウェリントンの決勝点で2連勝。2つのカップ戦でベスト4進出を果たし、すでに長谷部監督の来季続投を発表するなど、ここまでは充実のシーズンを過ごしている。かつての指揮官に挑む今節は“一日の長”を見せたいところ。堅守速攻の戦いを完遂し、連勝を伸ばせるか。
19:00 京都サンガF.C. vs サンフレッチェ広島(J1)
京都は前節、浦和レッズと0-0のドロー。直近4試合で3度目の無失点を達成し、貴重な勝点1を持ち帰った。約1ヶ月ぶりのホーム戦は出場停止明けのMF川﨑颯太に注目が集まる中、今節は曺貴裁監督の下で勝ったことのない広島戦。ことごとく差を見せられてきた相手に一矢を報いたい。
広島は直近5試合で4勝1分。前節は首位のヴィッセル神戸に完勝を収めた。強さを支えているのが今夏の新加入組。前節も得点を奪ったFW加藤陸次樹、8月の月間最優秀ゴールを受賞したFWマルコス・ジュニオールが早速違いをもたらしており、今節も前線のタレントに要注目だ。
19:00 ヴィッセル神戸 vs セレッソ大阪(J1)
神戸は前節、サンフレッチェ広島に0-2の敗戦。ただ、MFバーリント・ヴェーチェイ、MFフアン・マタの2人がデビューを飾ったことは明るい話題だ。次節には横浜F・マリノスとの天王山を控えており、この2試合は初戴冠に向けた分水嶺。まずはホームで前節の完敗から立ち直りたい。
C大阪も鹿島アントラーズとの上位対決で完封負け。前半で数的優位に立ったものの、相手の守備を崩し切ることができなかった。ただ、自身初の日本代表活動から戻ったDF毎熊晟矢が早速存在感を見せたことは収穫。首位チームの堅守を破る上で、“超攻撃的SB”の槍は欠かせない。
19:00 レノファ山口FC vs ザスパクサツ群馬(J2)
20位・山口の前節は、上位の磐田とスコアレスドロー。失点が続いていた試合序盤を乗り切り、9試合ぶりの無失点を記録したことは好材料となった。残留を争う下位との直接対決が控える10月へ向け、“維新劇場”再現となるか。 8位・群馬は1点を守り抜き、前々節の敗戦から立て直した。27日には金沢との再開試合が控えており、今節から3連戦となる。目標に設定していた勝点『50』は突破。新たな景色を見るためのラスト9試合が幕を開ける。
9月24日
13:00 ファジアーノ岡山 vs ジュビロ磐田(J2)
前節大幅なメンバー変更を強いられた9位・岡山は連勝が『4』でストップ。とはいえ、依然として6位争いは大混戦だ。磐田、千葉と続く上位とのホーム2連戦。サポーターの後押しを背に勝点3を積み上げたい。 対する磐田は前節の引き分けで3位に後退。期待が懸かるのは、岡山との開幕節で2得点の衝撃デビューを飾ったFW後藤啓介だ。前節チームが第13節以来の無得点に終わったなか、自らのゴールで再び上昇気流に乗せることができるか。
13:00 清水エスパルス vs ヴァンフォーレ甲府(J2)
連続不敗を『13』に伸ばす2連勝を飾った清水は、ついに自動昇格圏の2位に浮上した。盤石の試合運びに加え、久々の先発出場となったMF竹内涼の活躍など内容面も充実の一途。前回対戦で敗れた甲府にリベンジを果たせるか注目だ。 対する甲府にとっても、プレーオフ圏争いを勝ち抜く上で落とせない“富士山ダービー”だ。20日のACL初戦ではリーグ戦から大きくメンバーを変えながらも、アウェイで貴重な勝点1をゲット。今節は日本に残った選手たちの奮起に期待が懸かる。
15:00 鹿島アントラーズ vs 横浜F・マリノス(J1)
鹿島は直近4試合で3勝1分。前節は前半に退場者を出しながらもリードを死守するなど、ここに来て執念の追い上げを見せている。3位に浮上して迎える今節は逆転優勝に向けた大一番。ホームでは4月以来負けがなく、今季最多の観客数が見込まれるカシマの後押しを生かしたい。
横浜FMはリーグ3戦未勝利と正念場。直近のACL第1節でも4失点の完敗を喫するなど、対照的な状態だが、ここが王者の意地の見せどころだ。狙うは鬼門突破を果たした昨季の再現。“オリジナル10”として、J1で31年間しのぎを削ってきた名門対決を制し、勝点1差の首位を追走したい。
16:00 湘南ベルマーレ vs 川崎フロンターレ(J1)
湘南は24年ぶりに国立競技場でホームゲームを戦う。依然として最下位に沈んでいるものの、前節の勝利で17位との差は『1』に接近。最高潮のムードで聖地での特別な一戦に臨む。体調不良者の状態は懸念点だが、日程面の有利も生かし、立ち上がりからアグレッシブな姿勢を表現したい。
川崎FはFC東京との“多摩川クラシコ”、直近のACL第1節・ジョホール戦に連勝。マレーシア遠征から中3日と過酷な日程だが、ここで得た上昇気流を消滅させるわけにはいかない。今節はチームの総合力が問われる中、前回対戦で古巣に同点ゴールを奪ったMF瀬川祐輔に期待がかかる。
16:00 東京ヴェルディ vs 藤枝MYFC(J2)
前節引き分けた4位の東京Vは、2位との勝点差が『3』に拡大。リーグ最少失点の守備は計算できる一方で、先制点の有無が勝敗に直結しているだけに、先にスコアを動かせるか。FW染野唯月には2試合連続ゴールの期待が懸かる。 対する藤枝は首位・町田と0-0のドロー。2試合連続のクリーンシートを達成し、戦い方の幅は確実に広がった。注目は東京Vユース出身のMF横山暁之。0-5で敗れた前回対戦の悔しさを晴らすべく、『味の素スタジアム』での一戦に臨む。
16:00 徳島ヴォルティス vs 大宮アルディージャ(J2)
前節は2点差を追いつかれた徳島だが、7試合負けなしと着実に勝点を奪取。今後は来季に向けた内容面の積み上げも求められるなか、3連戦の初戦に臨む。大宮には2019年から6連勝中。前回対戦で2ゴールを決めたFW森海渡の活躍に注目だ。 対する22位・大宮は熊本との下位直接対決に0-3で敗れ、20位との勝点差が『9』に拡大。逆転残留への道のりは一段と厳しくなった。残り7試合は勝ち続けるしかない状況。“天敵”ともいえる徳島に意地を見せることができるか。
17:00 ガンバ大阪 vs 浦和レッズ(J1)
G大阪は前節、先制後の試合運びに課題を残し、リードを守り切ることができず。3試合勝利なしと足踏みが続くが、今節はルヴァンカップ準々決勝で敗れた相手にすぐさまリベンジを果たせる絶好の機会だ。第2戦で悔しい決定機逸があったFWイッサム・ジェバリの名誉挽回に期待したい。
浦和はACLの中国遠征から中3日。苦しい日程を強いられるが、勝点6差の首位に食らいつくためにはこのライバル対決は落とせない。FWブライアン・リンセン、FWホセ・カンテら前線の外国籍選手たちが好調を維持していることも心強く、リベンジに燃える相手に返り討ちを狙う。
19:00 ロアッソ熊本 vs 栃木SC(J2)
18位の熊本は大宮との大一番に完勝し、残留へ大きな勝点3を獲得した。10月8日に天皇杯準決勝を控えていることで今節からは3連戦。ホームでのリーグ戦連続未勝利に今度こそ終止符を打ち、弾みをつけたいところだ。 対する栃木は前節6試合ぶりの黒星を喫したものの、安定した守備は健在。GK藤田和輝がU-22日本代表で不在となるなか、GK川田修平に懸かる期待は大きくなる。攻撃面では高さに分があるだけに、クロスから好機を作りたい。
<9月23日の対戦カード>
14:00 新潟vs横浜FC(J1)
14:00 秋田vs山形(J2)
14:00 水戸vs大分(J2)
14:00 岩手vs宮崎(J3)
15:00 FC東京vs鳥栖(J1)
15:00 奈良vs琉球(J3)
16:00 名古屋vs札幌(J1)
17:00 長崎vs町田(J2)
18:00 いわきvs金沢(J2)
18:00 千葉vs仙台(J2)
18:00 長野vs富山(J3)
18:00 愛媛vs鹿児島(J3)
19:00 柏vs福岡(J1)
19:00 京都vs広島(J1)
19:00 神戸vsC大阪(J1)
19:00 山口vs群馬(J2)
19:00 今治vs八戸(J3)
<9月24日の対戦カード>
13:00 岡山vs磐田(J2)
13:00 清水vs甲府(J2)
13:00 福島vs相模原(J3)
14:00 松本vs岐阜(J3)
14:00 沼津vs鳥取(J3)
14:00 FC大阪vs北九州(J3)
14:00 讃岐vsYS横浜(J3)
15:00 鹿島vs横浜FM(J1)
16:00 湘南vs川崎F(J1)
16:00 東京Vvs藤枝(J2)
16:00 徳島vs大宮(J2)
17:00 G大阪vs浦和(J1)
19:00 熊本vs栃木(J2)