【G大阪】山本悠樹、直近3連敗の浦和戦「4回も負けるわけにいかない」サポーターに勝利届ける
ガンバ大阪は20日、大阪府吹田市内の練習場で24日浦和レッズ戦(パナスタ)に向けて調整した。
次の相手である浦和とは今季、5月14日リーグ戦、9月6日と10日のルヴァン杯準々決勝で対戦し、直近で3連敗。今週末の再戦に向けて、MF山本悠樹(25)は「4回も負けるわけにいかない。その思いをパワーに代えてやりたい」と意気込んだ。
山本は、浦和戦での攻撃について「狭いところにも入って受けることを繰り返して、相手のズレを作りたい」とイメージ。守備についても「逆サイドに展開されると難しい。同サイドで守れるよう主導権を持ってやりたい」と話した。
G大阪の攻撃のタクトを振るい、下位に沈むチームを引き上げた立役者にもなった山本には、日本代表入りを期待する声も挙がっている。
本人は「代表を考えてプレーはしません」と話したが、「代表戦を見ていても、パワフルにいく必要もあると感じる。そういうところを基準にして、成長を続けていきたい。自分ができることは示したい」とも言う。この発言からは、高いレベルでプレーするための貪欲さを持ち続けていることがうかがえる。
成長し続ける山本は今季、これまでとは違った感覚を得たという。
「サッカー自体をシンプルに捉えられるようになったというか、シンプルにボールを動かしながら、相手の崩れるところが見えるような感覚が出てきた」 相手のわずかな隙を感じ取り、守備を乱す感覚を身に付ける背番号29は、司令塔として新たな境地を開拓中。次の浦和戦でも成長の証しを発揮するプレーを見せてくれそうだ。 浦和戦はチケット販売も好調。多くのサポーターが見守る中で戦う一戦に向けて、山本は「相手は過密日程の中での試合。ホームでもう負けられない」とサポーターへ勝利を届けると誓った。【永田淳】