G大阪・ポヤトス監督 ルヴァン杯ベスト8敗退で8年連続の無冠濃厚「自分自身に責任がある」
◇YBCルヴァン杯準々決勝第2戦 浦和3―0G大阪(10日・埼スタ)
G大阪は浦和に0―3と敗れ、2戦合計0―4となりルヴァン杯ベスト8で敗退した。すでに天皇杯は敗退、リーグ戦は11位と優勝争いに絡めておらず、15年の天皇杯優勝を最後に8年連続の無冠が濃厚となった。
ポヤトス監督は試合後「決定力の差が出た、と思っています。監督として、この敗退は自分自身に責任がある」と振り返った。立ち上がりにセットプレーから失点。後半7分にはFWジェバリが決定機を迎えたが、浦和GK西川をかわして放ったシュートはゴール上に外れた。指揮官は「後半立ち上がりのチャンスを決めていれば、違った展開になったはず」と悔しがった。
堅守を誇る浦和に対し、課題が浮き彫りになった2試合だった。「いつリズムを変えるのか。速攻と遅攻を使い分ける経験が足りていなかった。この経験を糧に、来季はこういった試合に勝てるようにチームを成長させたい」と指揮官。また決定力を発揮できなかった理由についても「試合の要求度、瞬間のデュエル。ホイブラーデン選手と他のセンターバックでは違う。このタイプの試合だと、考える時間が減る。どう崩していくのかは、今後チームとして努力し、成長していかなければならない」と語り、さらなる進化を誓っていた。