9戦ぶり黒星のG大阪、ポヤトス監督がVARに問題提起「もっと審判は改善しなければいけない」

明治安田生命J1リーグ 第23節 横浜M2―1G大阪(12日・日産ス)

G大阪は横浜Mに1―2と敗れ、5月20日の同カード以来、9試合ぶりの黒星を喫した。1点を追う前半44分、FW食野のゴールで同点としたが、後半6分にPKで失点。その後は横浜Mに退場者に出たが、同点ゴールを奪うことはできなかった。

試合後、ポヤトス監督はPKのシーンについて「リスペクトを込めて、この場を借りていいたいことがある」と判定について言及。1―1で迎えた後半4分、DF佐藤が横浜MのFWエウベルを倒してPKを与えたが、AロペスのキックをGK東口が一度は止めた。しかし東口の動きに反則があったとして、VARの末にPKやり直しに。2回目を決められ、勝ち越しゴールを許した。この際、横浜Mの選手がキック前にペナルティーエリア内に進入していたが、VARが介入することはなかった。

「ダイレクトにいうが、Jリーグはアジアのベストなリーグ、もっと審判は改善しなければいけない。審判同士で助け合うことをしなければいけない。VARがあるのに、妙なミスがある。何のためにVARは存在しているのか。日本サッカーにリスペクトを持っているが、さらに改善しなければいけないと思っています」と静かに怒りをにじませながら訴えた。

競技規則では、PKの際はペナルティーエリア内にキッカーとGK以外は進入できない。一方でVARは得点かどうか、PKかどうか、退場かどうか、警告退場の人間違いの4つに加え、主審が確認できなかった重大な事象のみに介入する。この試合ではペナルティーエリア内に進入した事実は、重大な事象と判断されず、VARは介入しなかった。前回対戦時にも判定への不満があった中で、再び判定が試合の勝敗を分けただけに、ポヤトス監督は納得いかず、必死に今後の改善を訴えていた。

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