上位2クラブが足踏み…好調G大阪が川崎Fに劇的勝利、湘南は16戦ぶり白星/J1第22節

明治安田生命J1リーグ第22節が5日から6日にかけて各地で開催された。

首位を走るヴィッセル神戸は、敵地で横浜FCと対戦。試合は23分、ペナルティエリア手前で前を向いた井上潮音が鮮やかなミドルシュートを突き刺し、ホームの横浜FCが先手を取る。神戸は武藤嘉紀大迫勇也がゴールに迫りながらもネットを揺らせず。後半に入ると65分、横浜FCは自陣からのロングフィードで抜け出した山下諒也が冷静にゴールに流し込み、追加点を記録。横浜FCは77分に獲得したPKこそ伊藤翔が失敗したものの、クリーンシートで試合終了。横浜FCが首位撃破を成し遂げ、リーグ戦8試合ぶりの白星を掴んだ。神戸は6試合ぶりの黒星を喫している。

神戸を勝ち点差「1」で追う2位の横浜F・マリノスは、4位につける浦和レッズの本拠地に乗り込んだ。試合は序盤から浦和が試合を優勢に進めたものの、最後までゴールネットを揺らすことはできずにスコアレスドローで終了。勝ち点「1」を分け合う結果となった。神戸が敗れたため、横浜FMは勝ち点「44」で首位と並んだものの、得失点差で下回るため2位となっている。

3位の名古屋グランパスはアルビレックス新潟と激突。『国立競技場』で行われた一戦は、14分に名古屋が先手を取る。右サイド開いた位置から藤井陽也が横に付けると、この日はシャドーの一角で起用されていた和泉竜司がペナルティエリア右の深い位置に侵入。マイナスへの折り返しを森下龍矢が押し込んだ。その後は新潟が悪くない攻撃を披露しながら、後半に入った60分には名古屋にチャンス。米本拓司の粘りからPKを獲得したものの、キャスパー・ユンカーの放った一撃はGK小島亨介のファインセーブに阻まれた。最後までこれ以上ゴールネットが揺れることはなく、試合は名古屋が1-0で白星を掴んだ。

川崎フロンターレとガンバ大阪の一戦は劇的展開に。G大阪が2点リードで折り返したものの、後半に入ると途中出場の瀬川祐輔が2ゴールを挙げ、試合を振り出しに戻す。このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、左コーナーキックからダワンがヘディングシュートを沈め、G大阪が土壇場で勝ち越しに成功した。このまま試合は終了し、G大阪は3連勝を記録。直近8試合の成績は7勝1分となり、絶好調のままシーズン後半戦を駆け抜けている。

サガン鳥栖とアビスパ福岡の“九州ダービー”は、前半終了間際にカウンターから金森健志が挙げた1点が決勝弾となり、福岡に軍配が上がった。鳥栖は87分に横山歩夢が同点ゴールを挙げたものの、オフサイドが確認されて得点は取り消しに。福岡がリーグ戦4連勝を飾っている。サンフレッチェ広島をホームに迎えた湘南ベルマーレは、後半立ち上がりに大橋祐紀が叩き込んだミドルシュートが決勝弾となり、第6節G大阪戦以来リーグ戦では16試合ぶりの白星を掴んだ。

今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは下記の通り。

■第22節

■順位表

■第23節の対戦カード

https://www.soccer-king.jp/

Share Button