川崎FW小林悠が高知戦での決定機について「なんにも見えなかったんですよね」と驚きの事実明かす! ライトとボールが被り、「いやー、オレもなんか知らないけど当たったなと(笑)」
川崎フロンターレは8月2日に高知にて、高知ユナイテッドSCと天皇杯R16で対戦。高知の堅守に苦しみながら1-0で勝利している。その試合後、小林悠は自らが外した前半35分の決定機について、驚きの背景を説明した。
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唐突に「なんにも見えなかったんですよね」と話し始めた小林は「ライトで、ボールが。なんにも見えなくて、すげーきれいに当てたなと思ったんですけどね。なんにも見えなくて。ちょうど被ったんですよね」と苦笑い。
この場面、左サイドに流れた山根視来からのクロスを小林はゴール正面で頭で合わせていた。相手DF二人の間に上手くポジションを取った完璧なシュートに見えたが、空中に浮かんだボールが照明灯と重なってしまっており、インパクトの瞬間には全く見えていなかったのだという。なお、見えないながらも頭で合わせたことについて「いやー、オレもなんか知らないけど当たったなと(笑)」と驚きの発言。それでも頭で合わせられたのは、クロスが上がってくる過程が見えていたからだと言う。
「上がった時は見えたんで、その軌道を予測した感じでしたんですけど、最終的には全然見てなかったです」
そう話すシュートについて「枠に行けば良かったなと思いましたけど、ちょっと難しかったです。あれが唯一ぐらいだったので。自分にしても決められればよかったですけど、ちょっと正直、難しかったです」と悔しがるが、軌道を予測し、最終的に見えていないボールを合わせる技術はさすがだった。
■「試合勘を戻している段階」
なお、1-0での勝利については「やっぱり結果がすべてだと思います」と口にして、「5-4のブロックを作って来ると、なかなか崩すのは難しいので。難しい試合になるなと思っていました。でもしっかり勝つことができて、よかったなと思います」と述べている。
ケガからの復帰戦となった7月29日のバイエルン戦からは中3日の連戦となったが、コンディションを戻している最中だとのことで手応えを口にする小林だった。
「そうですね。時間を少しずつ伸ばしていくことが大事だと思いますし、試合勘だったりそういうのを今、戻している段階なので。ちょっとずつ伸びているのはいいことかなと思います」
週末のG大阪戦、続く神戸戦へと、エースが仕上がりつつあるようだ。



