J2水戸から今夏復帰のG大阪FW唐山翔自 J最年少ハットトリックから約4年「G大阪が大好きなので」

J2水戸への期限付き移籍から今夏復帰したG大阪FW唐山翔自(とうやま・しょうじ、20)が3日、大阪府吹田市内での公開練習後、取材に応じた。約2年3か月ぶりの復帰に「ここ(G大阪)でやれるチャンスがあるならやりたい、と感じました。結果を残さないと次はない」と思いを明かした。

G大阪下部組織出身の唐山は、ユース時代の19年にG大阪U―23の一員としてJ3デビュー。同年9月1日の福島戦では、16歳11か月11日で史上最年少ハットトリックを達成した。この年J3では10試合8得点、20年にも23試合10得点をマーク。21年4月より愛媛、22年より水戸に期限付き移籍し、J2では計51試合7ゴールをマークした。

愛媛、水戸では途中出場が多く「自分の力不足です」。「G大阪でしか今までやっていなかったので、ボールが出てくるのが当たり前、という感覚でやっていた。求められるプレーができていなかった、と思います。どれだけ(ボールを)おさめられるか、キープして味方の時間をつくることも必要だった」と試練の日々を振り返った。

裏への抜けだしや、ゴール前での駆け引きを生かして得点を追究してきた自身のプレースタイルを見直す時間にもなった。「J2でやっていく中で、それだけでは結果を残せないと感じた。(ブラジル代表FW)ジェズスとか、大きくなくてもボールを収める選手もいる。スペースを見つけ出していくことで、勝負していかないといけない。背後だけじゃなく、足元でもどれだけいい状況で受けて、味方と繋がっていけるか。それをここでやれるかどうか。G大阪が大好きなので、ここで結果を出せればどれだけいいか、と思います」。苦しんだ日々を糧に、育ったクラブでのブレークを目指す。

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