横浜FC四方田監督 7・1G大阪戦が移籍前最後のエース小川航基へ「さらに羽ばたけるように応援したい」

横浜FC

横浜FCは7月1日にホームでG大阪と対戦する。30日にオンライン取材に応じた四方田修平監督(50)は、この試合が移籍前最後の試合となるエースのFW小川航基(25)にエールを送った。

オランダ1部NEC移籍が決定的な小川航は、移籍を前提とした調整に入るため7月2日をもってチーム活動から離脱する。G大阪戦後にファン、サポーターにあいさつする予定だ。

指揮官は「プロ入り後は苦労してきたが、ようやくこの1年半でJ2、J1含めて点が取れるようになったのは、下積みで頑張ってきたことが報われ、そこがベースになったから。自分でつかんだチャンスだと思うので、さらに羽ばたけるように応援したい」と新天地での活躍を願い、背中を押した。

小川航は横浜FC加入初年の昨季、J2でMVP&得点王(26得点)に輝く活躍を見せてJ1昇格に導いた。今季はリーグ戦15試合で6得点。点取り屋として花開いた1年半だった。

指揮官は「急激に伸びる歳ではないので、試合経験を積んだのが一番だと思う。試合に出続けることで得たもの、感じたものはいっぱいあると思う。結果を出したことで一番得たものは自信だと思う。それを取り戻したことがこの1年半で一番大事なこと。そこを糧に、次の新天地で思い切って自信を持ってやってもらいたい」と力を込めた。

エースが抜けた後のチームは、J1残留に向けて一丸で突き進んでいく。「間違いなくチームで一番点を取ってきた選手が抜けるのは痛いことには変わりないが、他の選手で十分に補っていけるとは思っている。航基がいなかったからとチームとして言われないように、逆にそこを反骨心にチームの勝利につなげていければ」と指揮官。FWマルセロ・ヒアンも「彼の夢でもあった欧州でいつかプレーすることが現実になりそうということで、ものすごく応援しているし、彼の新たな活躍を期待している。彼のために明日(G大阪戦)は勝利したい」と誓った。

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