◆国際親善試合　日本代表６ー０エルサルバドル代表（１５日・豊田スタジアム、観衆３万７４０３人）

サッカー日本代表（ＦＩＦＡランキング２０位）は、ＭＦ久保建英（２２）＝Ｒソシエダード＝の代表２得点目などでエルサルバドル（同７５位）に６―０と圧勝し、第２次森保ジャパン３戦目で初勝利を挙げた。日本は２０日にペルー（同２１位）と対戦する。

仲間を信じてゴール前に走り込んだ。４―０の後半１５分、右サイドからドリブルで攻め込んだ久保からパスが届いた。ＦＷ中村敬斗は相手ＧＫの動きを確認し、右足内側で丁寧にゴールへ流し込んだ。２６年Ｗ杯へ船出する新チームの初陣だった３月に続く招集で結果を残し「ちょっと硬くなっていたけど、いいパスをもらえた」。出場２試合目での国際Ａマッチ初得点に破顔した。

後半開始から３トップの一角でピッチに立った。１３日の紅白戦ではサイドバックの位置に入っていたが、この日は本職の前線で起用され、生き生きと駆けた。前半に同じ左ＦＷを担った三笘にも負けじと輝きを放った。後半１３分に持ち味の右足の鋭いひと振りでネットを揺らしたが、味方のファウルで取り消し。「あれが入っていたらもっと良かったんですけど」と苦笑いしたが、爪痕は残した。

今季は所属のＬＡＳＫ（オーストリア）でリーグ戦１４得点７アシストとブレイク。ドリブルのキレや精度は着実に向上し、欧州４大リーグ（プレミア、ドイツ、イタリア、スペイン）へのステップアップも期待される。有望な左ウィンガーが確かなアピールに成功した。（金川　誉）

◆中村　敬斗（なかむら・けいと）２０００年７月２８日、千葉・我孫子市出身。２２歳。三菱養和ＳＣユースから１８年、Ｇ大阪に加入。１９年７月にオランダ１部トウェンテに期限付き移籍。２０年にベルギー１部シントトロイデン、２１年にオーストリア２部ジュニアーズへ期限付き移籍、同年８月に同国１部ＬＡＳＫに完全移籍。１７年Ｕ―１７Ｗ杯、１９年にはＵ―２０Ｗ杯メンバーに選出。１８０センチ、７３キロ。利き足は右。

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