新潟ボランチ高 無駄な失点減らし、もっと上に

J1新潟は前半戦17試合を終え、勝ち点17で13位だった。リーグ戦は24日のアウェー柏戦から後半戦に突入する。ここまで15試合に出場し、ボランチとしてチームを引っ張ったMF高宇洋(25)が、前半戦を振り返るとともに、後半戦への意気込みを語った。

リーグ前半戦を終え、勝ち点17の13位。堀米主将の欠場時には主将マークを巻いた高は「もっと上に行きたかった。開幕から4戦は2勝2分けで、自分たちがこれまで積み上げてきたものは確かなものだと思っていたが、中盤以降なかなか勝ち切れなく甘いゲームになってしまった」と振り返る。

ボランチとして攻撃の芽をつむ守備が持ち味だが「失点も多かった。だが崩されたとか、もうこれは駄目だ、やられた、とかいう失点ではなく、自滅というかミスからの軽い失点が多かった。勝ち点の取りこぼしが多くては上位には行けない」と17試合で28失点という結果には反省しきり。それでも「試合の流れも含めて切り替えとかゲーム中の声のかけ方も大事になるし、もう戻ることはできないので、こういう流れは断ち切って後半戦では失点を減らしていきたい」と気持ちを切り替えている。

自身にとってはG大阪時代の19年以来のJ1での戦い。「当時よりは自信を持ってやれている。やはり外国人選手の当たりの強さとかは凄く感じたし、ビルドアップの部分も、もう少し配球を考えるとか、もう1段階、2段階とギアは上げられる。もちろんゴールも狙っていきたいし、ボランチがゴールを決めれば脅威になる」とさらなるレベルアップを目指す。

後半戦はベルギー1部のシントトロイデンに移籍した伊藤抜きでの戦いが強いられる。「一番、涼太郎にパスしていたし、きつい場所や狭いスペースでもしっかり受けてチャンスにしてくれていた。抜けるのは大きな痛手」と話す。一方で「涼太郎が抜けたから弱くなったでは駄目だし、ここを乗り越えていかないと」と前を向く。

後半戦に向けて「勝ち星を2桁に持っていきたいし、個人的には後半戦は全試合に出て少しでも上の順位を目指していきたい」と攻撃的なスタイルは継続しながら、守備の安定にも力を注いでいく。

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