G大阪DF半田陸がJ1初ゴール 約80メートル走りきるダイナミックな攻撃参加
◆明治安田生命J1リーグ 第17節 G大阪3―1FC東京(11日・パナスタ)
G大阪DF半田陸が、J1初ゴールでチームの3連勝に貢献した。FWジェバリの2ゴールで2点をリードして迎えた後半15分。MFラビのサイドチェンジに、相手DFとの“競走”を制して右サイドを突破。ボールをMFアラーノに託して自身は中央へとスピードを上げると、最後はこぼれ球をゴール前で拾い、冷静に左足で決めた。
「やっぱりホームで取れたことはすごくうれしいですし、J1初ゴールをG大阪で取れたことはすごくうれしい」と約80メートルを走りきったダイナミックな攻撃参加から奪った得点を振り返った半田。今季J2山形から加入し、対人守備の強さを武器にレギュラーを獲得。3月には自身初の日本代表にも選出された。チームが低迷する中でも強度の高いプレーを続けてきたが、この日は安定した守備だけでなく、得点でチームに貢献した。
浦和の元日本代表DF酒井宏樹を目標の選手に挙げる半田は「サイドバック(SB)ですけど、そこ(得点)はすごくこだわっているというか、そこでもチームを助けたい、と思っています」と語った。この日も途中出場したFC東京FWアダイウトンとの1対1で奮闘するなど、攻守で高いパフォーマンスを見せている21歳。持ち味の守備力に加え、攻撃参加の迫力と精度も高め、さらなる高みを目指していく。