【データが語る】福岡山岸祐也とルキアン、J1で50試合連続出場 29年ぶり2組目の同時達成

J1アビスパ福岡のFW山岸祐也(29)とFWルキアン(31)が3日のガンバ大阪戦でフル出場し、22年の開幕戦から続く連続試合出場記録を2人そろって50に伸ばした。FW登録選手が同一チームでJ1リーグ戦50試合以上連続出場は史上35、36人目。同じチームの2人が同時に到達は、93~94年のヴェルディ川崎(現東京V)の黄金期に三浦知良と武田修宏の2トップが記録して以来、29年ぶり史上2組目だ。

21年にジュビロ磐田で22ゴールを挙げてJ2得点王に輝いたルキアンは福岡加入後は昨季3点、今季3点のJ1通算6点。その数字に物足りなさは残るが、前線からの守備にも献身的な相棒を得た山岸が昨季10ゴールを挙げて日本選手ではクラブJ1史上初めて2桁得点を達成した。今季もここまでチームトップの7得点。2年連続10ゴールにシーズン半ばで到達しそうな勢いだ。

福岡不動のFW2人は大きなケガがない上、累積警告による出場停止もなく、常にピッチに立ち続ける。ルキアンは今季、左サイドMFでもプレー。累積3枚で出場停止にリーチがかかっているものの、長谷部監督の信頼は厚く、今季は開幕から山岸とともに先発出場を続ける。ただ、最近のチームはリーグ戦5試合勝ちなし(2分け3敗)で11位。上位再浮上へ、2人の点取り屋にかかる期待は大きい。【石川秀和】

◆FW登録選手のJ1連続試合出場 Jリーグの統計によれば、11~14年の佐藤寿人(サンフレッチェ広島)の119試合連続が1位。2位が16~18年の伊東純也(柏レイソル)の90試合連続となっている。V川崎のカズと武田は国立競技場で行われた93年5月15日の横浜マリノスとのJリーグ開幕戦でそろって先発し、そこからカズが58試合連続、武田が51試合連続で出場。93年はカズがチーム最多20得点(年間36試合)、94年は武田が同23得点(同44試合)を挙げ、チームは2年連続でJ1年間王者に輝いた。

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