[関西]前日湘南でフル出場の関西大DF高橋直也がベンチ入り、水曜日の天皇杯浦和戦へ意気込み「自分のところで違いを」

[6.4 関西学生L1部第8節 びわこ大0-3関西大 皇子山]

前日3日にレモンガススタジアム平塚で行われた新潟戦に湘南ベルマーレの一員として先発、90分フル出場を果たしていたDF高橋直也(4年=G大阪ユース/湘南内定)だが、その姿は関西大のベンチにあった。

帰阪は深夜になってから。東海道新幹線に遅れが出ていた影響もあって、新大阪に着いたのは24時ごろで、自宅の最寄り駅に帰る電車はなくなっていたという。前半から2点を先行する展開になったこともあり試合に出場することはなかったが、大忙しの2日間になった。

「(今日のベンチ入りは)全く決まっていなくて、昨日のJリーグが終わってから、コンディションが行けるならメンバーに入ってほしいと連絡がきました。家に着いたのは25時過ぎだったので、あまり寝ずに来たけど、やるしかないなという感じでした(笑)。でもきょうのゲームは展開的に楽に運べた。自分がいない中で2連勝してくれているので、自分が入ってどう勢いをもたらせるかが大事になってくると思います」

中2日で迎える次戦は、いよいよ天皇杯2回戦。浦和駒場スタジアムに乗り込んで、浦和レッズと対戦することになる。高橋も「たぶんサブのメンバーだと思うけど豪華で絶対に相手の方が上なので、そこは謙虚に走り勝たないとプレーの質では負けるので意識してやりたい」と意気込みを語る。

「ピッチ外であまり還元できるタイプではないので、プレーで引っ張りたい。自分はJ1相手でも負けてはいけないと思うし、普通にプレーをこなせるくらいの選手にならないといけない。レッズ戦は自分のところで違いを作りたいと思います」

関大は昨年も天皇杯で2回戦に進出。C大阪に惜しくも敗れたが、貴重な経験をした。高橋だけでなく、同試合でゴールネットを揺らしたFW西村真祈(4年=C大阪U-18)やDF木邨優人(3年=京都U-18)ら試合の空気感を知る選手が残っていることも強みだ。

それに昨年は直前の怪我で出場が叶わなかった点取り屋のFW百田真登(4年=関大一高)もいる。元Jリーガーでもある前田雅文監督もまずは「百田や西村が点を取れるかどうか」と攻撃面をポイントに挙げると、「いつもサブに回っている選手が出てくる可能性はありますが、それでもクオリティが全然違う。ただ自分たちもJ3やJFLとの戦いのところを勝ち抜いて出られるので、その責任を感じながらプレーしてほしいなと思います」と大一番へ向け、意気込んだ。

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