ミラン行き加速の鎌田大地に現地も脚光 “知るべきこと”を報道「弟も日本でプレー」「家族はスポーツ選手ばかり」

ミランとの契約が近づいていると複数の現地メディアが報道

ドイツ1部フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地は、来季からイタリア1部の名門ACミランと契約すると盛んに報じられている。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者らがレポートするなか、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、「鎌田について知るべき5つのこと」として紹介している。

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鎌田についてはロマーノ記者がツイッターで「鎌田大地とACミラン」と綴って、最新の情報を伝えると、「基本的に口頭合意があり、クラブは楽観的だが契約するまでは慎重。鎌田はミランを選んだ。全てが計画通りに進めば、7日以内にメディカルチェックを受けられる」としている。また、「カルチョメルカート・コム」は、「ミラン、チャンピオンズリーグへの最初のプレゼントは鎌田になる可能性」と見出しを打って、「鎌田の交渉は完了に近づいている。サプライズがない限りミランと5年契約を結ぶことになる」と報道した。

そのレポートでは、あらためて鎌田についての紹介も案内している。まず「1番」はプロフィール的な部分だった。

「鎌田は1996年生まれの攻撃的MFで、日本代表のもう1人のスターでもある堂安律を輩出したガンバ大阪で育った。プロのキャリアはサガン鳥栖でスタートし、彼の前にも後にも多くの日本人が渡ってドイツで大きなステップを踏んだ」

続く「2番」は日本代表としてのキャリアで「2019年3月に代表デビューすると、28試合で6ゴール。2022年のワールドカップ(W杯)では、予選でゴールとアシストを記録したが、(本大会では)個人的に大きな喜びは得られなかった」とされている。

「3番」はフランクフルトでの活躍ぶりで「昨季はヨーロッパリーグ(EL)を勝ち取った。2017年から100試合以上に出場して、ここ数年ではチームで最も重要な選手の1人になっている。今夏で切れる契約を延長しない方針で、彼には(すでに仮合意のある)ミランが強い興味を持っていて、他にはナポリもいる」とされた。

そして「4番」は過去にイタリア移籍の可能性があったことで「2019年、フランクフルトでの大活躍の前にベルギーのシント=トロイデンに期限付き移籍していたが、プロのキャリアをステップアップして成長するため、セリエAのジェノアへの移籍に合意していた。だが、プレシーズンの素晴らしいプレーを見たドイツのクラブは、彼の可能性に賭けてチームに残すことを決断した」と、シント=トロイデンからフランクフルトに復帰する間際にあった移籍話を振り返った。

最後の「5番」は家族についてで「彼の家族はスポーツ選手ばかり。父親も最高レベルには達しなかったがサッカーのプレーヤーで、弟も日本でプレー(鎌田大夢/J2ベガルタ仙台)している。彼の従姉妹はプロサーファーの⻄元エミリと⻄元ジュリで、彼は2人のことを姉妹だと呼ぶ」と紹介した。

ミラン加入となれば、日本人では2014年から17年にプレーした元日本代表MF本田圭佑以来。手厳しいサポーターとメディアに囲まれる名門で、鎌田はプレーすることになるのだろうか。

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