【解析料理】新潟、J1リーグ戦での開始2分以内の失点試合は5敗1勝2分け
新潟は28日、リーグ5連敗中だった最下位G大阪に1-3で敗れた。前半2分にDF千葉の不用意な対応からボールを奪われて失点。新潟がJ1リーグ戦で開始2分以内に失点したのは10年3月6日の川崎F戦以来、13年ぶり8度目の失態だった。その試合の戦績は通算1勝2分け5敗と大きく負け越し。反撃する時間が88分間も残っているとはいえ、ここまで早い時間帯に失点すると逆転するのは難しい。
新潟サポーターだけでなく、Jリーグファンの期待も裏切る敗戦となった。トト予想でホーム新潟勝利の「1」への投票率は53・88%と人気を集めていた。5月14日に昨季王者の横浜に勝って大波乱を起こしたことはあったが、5月3日の横浜FC戦は63・90%の支持を集めながらも10戦勝ちなしで当時最下位だったチームに0-1の完封負け。4月23日には当時4連敗中と苦しんでいた鹿島に0-2で敗れ、ホーム新潟勝利に投票した51・09%、約48万人が予想を外した。
次節6月3日に現在5連敗中で17位の湘南と敵地で対戦。若干ながら新潟の勝利を推す声は多いだろうか。ボールを保持し続ける戦いにブレはないだけに、相手も対策を立てやすいのか。これ以上、苦しむ相手に勝ち点3を献上するわけにはいかない。【石川秀和】