G大阪やっと勝った!8戦ぶり今季2勝目にポヤトス監督「率直にサポーターの皆さんのために勝利がうれしい」

◆明治安田生命J1リーグ 第15節 新潟1―3G大阪(28日・デンカS)

G大阪が連敗を5で止め、8試合ぶりとなる今季2勝目を挙げた。MF倉田秋(34)の今季初ゴールなどで、リーグ戦最多の3得点。課題の守備も1点でしのぎ、アウェー初勝利をつかんだ。

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勝利の瞬間、選手達は次々とピッチに倒れ込み、ポヤトス監督(44)は感極まったか目元を押さえた。「率直にサポーターの皆さんのために、勝利がうれしい。選手たちも苦しんでいた。自分自身もこの喜びをかみしめて、次の試合に向かいたい」。眠れない日が続いていたという指揮官は、選手達が死力を尽くしてつかんだ勝ち点3を喜んだ。

前半2分、相手のミスを突いたFWジェバリのボール奪取から、MF倉田秋の今季初ゴールで先制。今季チームの特徴となっていたボール保持にはこだわらず、守備からジェバリを生かしたカウンターで応戦した。前半44分にカウンターからMFアラーノが追加点。後半3分にCKから失点したが、同11分にはDF黒川圭介が3点目を奪い、その後は5バックも敷いてリードを守り切った。

5連敗を喫した20日の横浜M戦では、戦う姿勢が見えない敗戦などを理由に、サポーターの一部が応援をボイコットする事態もあった。本来のスタイルは出せずとも、勝利にこだわった内容でトンネルを抜け「がむしゃらにやる、というこの気持ちをどんな試合でも忘れてはいけない」と倉田。いまだ最下位だが、17位・湘南との勝ち点差は1。なりふり構わずつかんだ勝利を、浮上のきっかけにしたいところだ。(金川 誉)

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