LASKの日本代表FW中村敬斗が“招集御礼弾” 右足ミドルで今季リーグ14得点目 6月代表戦へ弾み

◇オーストリア1部 LASK3―1アウストリア・ウイーン(2023年5月28日)

6月に行われる親善試合2試合(15日・エルサルバドル戦、20日・ペルー戦)に臨む日本代表メンバーに選出されたLASKのFW中村敬斗(22)がリーグ14得点目を挙げた。4月9日のシュトゥルム・グラーツ戦以来7試合ぶり。今季公式戦16得点目でチームの4試合ぶり勝利に貢献した。

すでに今季3位が確定。だが中村にとっては消化試合ではなかった。その強い気持ちを示すかのような1発だった。前半4分、敵陣左サイドでパスを受けるとドリブル開始。エリア付近に近づくと足を振り抜いた。素早い膝下からの振りで放たれた右足ミドルは勢いを加速させ、ゴール右隅に突き刺さった。

ここ1カ月は得点がなかったが、左サイドで攻守に躍動。コンディションを落としていたわけではない。日本代表・森保監督も献身性と貢献度を見逃さなかった。それが初招集となった3月に続く2連続選出につながり、この1発は中村からの代表招集“御礼弾”となった。

ペルー戦はプロとしての礎を築いたG大阪の本拠地・パナソニックスタジアム吹田で行われる。前回招集時は2試合で計1分間の出場に留まったが、今活動はより長い出場時間をつかみ、A代表初得点に期待が掛かる。

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