加入1年目ですでに欠かせない選手に 低迷続くG大阪で輝くジェバリの存在
2アシストでリーグ2勝目に貢献
J1リーグ15節目にしてやっと2勝目を記録したG大阪。今シーズンのスタートは最悪となってしまったが、その中でも明るい材料なのがFWイッサム・ジェバリだ。
今シーズンによりG大阪に加入したチュニジア代表FWはまだ2ゴールと、なかなか数字を残せていない。しかしG大阪においてジェバリが前線にいることが大きな武器となっている。
G大阪は、新潟戦では相手にボールを持たれることが多く、ボール支配率は28.1%となった。相手に押し込まれる形が多くロングボールが多くなったG大阪だが、中央でジェバリがことごとくボールを収め、攻撃の起点を作る。アバウトなボールでも自身の足元でキープし、味方の上がりを待つプレイはこの試合でも効いていた。効果的なショートカウンターで3得点をマークし、3-1で勝利したG大阪。『Opta』によると、今季のJ1において最も低い支配率での勝利となったそうだ。
周りの選手ともコンビネーションが合ってきたジェバリ。石毛や倉田、ファン・アラーノとの連携もこの試合は特に機能した。この試合2アシストを記録したジェバリのポストプレイはG大阪にとって、ここから勝ち点を重ねていくための大きな武器になるに違いない。